有森也実いまそかり

2000年1月

(1/30)９年間も光のない部屋に閉じ込められていた少女。ＳＰＥＥＤのファンらしいので魅力を語り合いたい。

(1/27)初めて入る店で昼食。スパゲティを頼む。「ランチサービスで大盛もできますが」「じゃあ、大盛り」。数分後、普通のスパゲティと大盛りのライスが運ばれてきた。周りを見るとどうやらこの店はランチサービスでライスがどのメニューにもつくらしい。まさかスパゲティをおかずに大盛りのライスを食べるハメになるとは。

(1/26)和田アキコと古舘伊知郎の『しあわせ家族計画』。基本的には好きな番組。しかし、挑戦する家族の選定に異議ありだ。まず、ほとんどが一軒家、生活も困ってなさそう。なんであんな裕福そうな家に挑戦権を与えるんだろう。もっと生活が逼迫している家庭を取り上げてもいいんじゃないのか。そうするとお父さんも笑いなしで必死でやると思うぞ。例えばリストラされたお父さんが出てきたら、そりゃあもう、気合入りまくり。300万円の夢も旅行とか自動車ではなく、お米1年分とか花王洗剤セットとか。人生ドラマにもなるし、視聴率ももっととれるのではないか。断っておくが、私は茶化しているのではない。

（1/26）野次馬の私が近所で執り行われる成田きんさんの告別式に行かずにいられようか（いや、いられない）。現場はテレビ各局の中継車がずらりと並び、各界著名人（黒柳徹子、山田邦子、アントニオ猪木など）からの献花が沿道を飾っていた。ちゃんと記帳もしてきた。し終えると待ち構えていた女性記者が話しかけてくる。「朝日新聞ですが、私にとってのきんさん、というテーマでお話をうかがっているんですが」。うわあ、取材されたいのはやまやまだが、事情があって答えられない身。いいです、いいです、と言って逃げてきた。

(1/24)味噌カツ、きしめん、天むすなどの名古屋名物のひとつに「あんかけスパ」がある。私は今日始めて食べたのだがなかなか美味しかった。しかしなあ、誰かに教えられた「あんこをかけたスパ」だとずっと信じていたぞ、違うじゃないか。騙された。小倉トーストとごちゃまぜになっていたのかもしれない。なんか悔しかった。

(1/23)名古屋の有名人と言えば、きんさんぎんさん。今日きんさんが亡くなった。名古屋城の売店にあった「きんさんぎんさんテレカ」は発売中止だな。

（1/22）床屋を選ぶのは難しい。ハズレの店に入ると最低１ヶ月はみじめになるからだ。金沢時代は４年間同じ店に通い、毎回マスターや若い衆とやりとりを楽しんだ。一昨年前に名古屋に越してきたが、幸い３軒目で気に入った店を見つけることができた。今日も自称カリスマ理容師（もちろん予約しなくてはならない）にすべてお任せ。通い始めて１年余りになるがテレビドラマの話などしていると出来上がり。私の店選びのポイントは店内で寛げてきさくに話ができること。腕がいいのはもちろんだが話ができなくてはおもしろくない。そしてもうひとつ、洗髪は前かがみ式であること。あお向け式は首が疲れるから大嫌いだ。ちなみに今日のできあがりは、エアリーとかいうかんじだそうだ。

(1/22)TBS「ブロードキャスター」の「お父さんのためのワイドショー講座」。あの見だしを考える人はセンスがいいと思う。今日の第２位は徳川埋蔵金発掘で「夢の土中」。第１位は小柳ルミ子離婚で「賢也わんや」。スポーツ新聞もそうだが、大笑いしたり、巧いと唸ったりできる見出しはなかなかない。えてしてダジャレと同じに思われがちだが、センスのいいものはもっと評価されてもいいと思う。すべてが単なる語呂合せだとしか認識できない人は、さむ～、とひとくくりにバカにするが、それはその人にセンスがないからだ。

（1/21）今日は４０代の方と初対面ながら馬の話で盛り上がって２軒行った。２軒目で他に客もいなかったのでついつい SPEEDのCDをラジカセで流してもらい、歌詞カードなしで３曲歌ってしまった。店の女の子は最初面白がっていたが、最後は呆れていた・・・

(1/19)年賀はがきのお年玉くじ、今年は2枚当たった。みなさんはどうだったでしょう。

(1/18)昼休みに新聞を見ていたら大学入試センター試験の問題が掲載されていた。衝動的に日本史の問題をやってみた。自己採点してみると６４点。１０年前は満点だったのになあ。で、その話を後輩にメールで知らせたら「私は共通１次試験と、センター試験を３回連続出場した経験を生かして、家に帰ったら地理でもやってみます。」と返事が来た。大爆笑。

（1/17）『2000年の恋』2週目。設定さえ受け容れられれば、かなり楽しめる。月９だけにまあまあお金もかかってるし、おおがかりだし。ところでタイトルロールに「フジテレビファンクラブのみなさん」ってのがあるけどエキストラってことでしょうか。私もエキストラになりたいなあ。みなさんはエキストラの経験はおありだろうか。

（1/14）私より若い知人の訃報が届いた。突然の不幸だった。無為に生きるのはやめよう、と自分に言い聞かせる。

(1/13)昨日は休暇をとって笠松へ愛馬応援。いつものようにビデオカメラとかばんを持って出かける。一度財布を忘れて家に戻る。前の晩の酒が残っていたのでまだふらふらしてる。最寄駅で電車を待つ間、ベンチで休む。電車が来たので乗り込み、名古屋駅で降りるときに気がつく、ビデオカメラケースがない。慌てて最寄駅まで戻る。駅の事務室に行くとちゃんと預けられていたの一安心。酒での失敗が年末から続いている。

(1/10)おかしい、ダイエーで買い物し、クレジットカード払いで３回続けてしばらくお待ちくださいと言われ、しぶしぶ現金で支払う。カード会社にちょっと不満気に電話するとお客様はすでに限度越えでございますと言われた。５９万円になっているという。うわあ、１２月にパソコンを買ったぐらいだと思っていたが、飲み会の立替え払いを何度もやっていたのがたまっているらしい。多分記憶がない飲み屋やカラオケ屋で何度もサインしたんだろうな。そしてその時にみんなから会費としてもらったであろう現金が財布に残ってないのが辛い。

(1/10)祝日法が改正され、今日が成人の日。私の成人式の思い出話をしよう。岩国哲人市長の話を聞いたりして式を終え、高校時代の仲間とボーリングに行った。女性達は横で見ていたのだが、一人のコが１回投げさせて欲しいと言う。そして、艶やかな振り袖姿の彼女は他の客からも注目されながらあぶなかしいフォームで投球した。それがなんとストライク、周囲に拍手が沸き上がったのだった。

(1/8)免許をとってはや10年、ペーパードライバーの私は全くもって自動車の運転が苦手（教習中も含めてひとりで運転したことがない）。帰省したときに父を乗せて1年半ぶりに５キロほど運転した。ハンドルさばきがもともと下手なのに久々だから右折なんてもう大変。やっとこさ目的地に到着。降りようとしたら鍵が抜けない。助手席の父が一言、「パーキングにしろ」。いやあ「N」じゃあダメなんだね、すっかり「P」なんて場所を忘れていた。

(1/7)また年賀状ネタ。出したか出してないかはっきりしない相手から届いた場合も判断が難しい。出さないとまずいし、同じものを２枚送っても恥かしいし。うちにも昨日ある友人から２枚目の「結婚しました」ハガキが届いた。しかも元日に届いたものはちゃんと印刷したものだったのに、明らかにコンビニで買ったと思われるイラスト入りに手書きで名前とメッセージが書いてあった。年賀状はかくも難しい。

(1/6)帰宅すると留守電ランプ点滅。友人から「また電話する」と力のない声。こちらからかけると消え入りそうな声で「３年つきあった彼女にふられたよ。おまえとおんなじようなかんじで」とつぶやく彼。こいつは俺のもの、と安心して邪険に扱っていたらおとなしい彼女が突然別れるとファックスを送りつけてきたというのだ。そんな年末の出来事でもともとやせているのに彼は１週間で７キロの激ヤセ。体調を崩し、今日病院に行ったら胆石やらタンパクやらで恋の病が本当の病になっていたそうだ。そして、参考までに私の経験を聞かせてくれときた。何年も前の話を１０分ほどして、「深追いはやめたほうがいいよ、クールダウンによけい時間がかかるから。俺もずいぶん引きずったからね」と結んだ。彼は聞き終わってから言った。「えらくおもしろい話をありがとう。きっぱりふられるとするか」こんな悲惨なミレニアムの迎え方もあるもんだ。

(1/4)Ｙ２Ｋは結局たいしたトラブルはなかったようだ。韓国のレンタルビデオが100年分の延滞料金を表示したなんてお笑いネタなのに、マスコミは大真面目に取り上げていた。こんな話がある。明治時代にハレー彗星が地球にやってくると知って彗星のガスで呼吸ができなくなるという噂が流れた。息を止める練習をしたとか、ゴムチューブに空気を貯めたとかおもしろい逸話が残っているのだが当時の人は真剣だったことだろう。2000年問題も終わってみれば後世の笑いの種なのだろうか。もちろん対策をしたから何も起こらなかったというのは分かってるけど。

(1/4)帰省するたびに街が変わっている。ＪＲ駅の高架を柱とした都市整備のまっただなかなのだ。県下第二の街とは思えないほどみすぼらしかった古い駅舎が新しくなり、周辺も再開発が行われている。新しい道路が南北にひかれ、私の実家の裏庭も一部ひっかかって手放すことになる。大きく変わりゆく故郷だが、風景が変わっても帰るたびに落ち着くのはなぜだろう。今回8年ぶりに高校時代のある友人と会ったがお互い変わらないな、と笑いあった。

(1/3)年賀状のかけひきは難しいとこの前書いたが、今日までに届いたものの半数以上が出していない人からのもので、逆に出したもののもらえなかった人が半分近くいる。印象的だったのは大学時代の女友達から結婚しますのメッセージがあったこと。これで高校・大学時代の女友達で今も年賀状のやりとりがある人がみんな手の届かないところへ行ってしまうことになる。元旦早々ちょっぴりショックを受けたのだった。

(1/3)謹賀2000年。旧年中はこんな拙いホームページをのぞいてくださり、ありがとうございます。今年もまめに更新して、少しでも楽しんでいただけるよう努めますので、ごひいきに願います。　