有森也実いまそかり

2000年7月

(7/30)名古屋に来て満2年。冷蔵庫・ガスレンジ・電気ポットがない生活もまる2年。食料を冷やすことも、お湯を沸かすこともしない生活は慣れればどうってことない。今思えば学生時代に風呂なし築20年アパートに冷房なしで住んでいたことのほうが信じられない。

（7/29）昨晩、病気で夭逝した広島カープ津田投手のドラマを見て泣いた。私は涙もろい。ドラマやドキュメンタリーを見ていてしょっちゅう泣いているし、猿岩石で泣いた恥ずかしい過去もある。もちろん10年前には『一杯のかけそば』を読んで泣いている。

（7/29）雑誌やテレビで性に関するアンケートの結果が紹介され、最近のモラルはどうこうと論評されることがよくあるがあれって尋ねられた人はホントのことを答えてるのか。特に青少年に対する調査なんか確度はどうなんだろ。高２のとき学校全体で行われた性のアンケートに私は正直に答えなかったけど。

（7/27）名古屋では通勤電車に乗る時間が短いため、そんなに面白いことも起こる暇がない。先日、夕刊を読みながら地下鉄に乗っていると途中で乗ってきた予備校生風カップルが私の横に立ってじゃれつき始めた。女のほうが男の腰をつついたり、男が揺れに任せて女に寄りかかったり、久々に車内で馬鹿ップルに出くわした。互いに目配せなんかしやがって、まったく。あ、でも自分もああだったかな、なんて思い出すといまさらながら恥ずかしく、若かったなあとドアに映る自分を見つめてしまうのだった。

(7/25)会社の同期が嫁さんと下呂温泉に旅行するらしい。それを聞いて特急ワイドビューひだで行くのかどうかが無性に気になって尋ねたところマイカーだと言う。そして、温泉につかることよりも濃尾地震の断層がある水鳥（地名らしい）が見たい、神岡鉱山跡が見たい、と続けた。さすがは大学院で地質学科の勉強をしただけのことはあるが、趣味につきあわされる嫁さんも大変だなあと感じた。翻って、私と大学時代つきあった女性もワイドビューひだに乗せられたり、武豊線を往復させられたり大変なつきあわされ方だったんだなあ、と思った。彼が嫁さんから、私と花崗岩とどっちが大切なの！なんて三行半を叩きつけられないことを願う。

(7/25)この有森也実いまそかりもお蔭様で満1周年、多くの方から好評をいただいている。他のサイトの日記を見るとカラフルでフォントも見やすく、その人ならではの話題が盛りだくさんなのに私はしょぼくれたサラリーマンの思いを淡色無改行で綴るだけ。それでも感想をいただける限り、続けていこうと思う。なんで有森也実なの、って質問にはそのうち。

(7/22)魁皇の大関取り？協会はまた過ちを繰り返すのか。

(7/20)大相撲名古屋場所は曙が丸焼けで終わろうとしている。先日舞の海とエレベーターで同じになった。報道関係者と一緒だったが気のいい兄ちゃんってかんじで親しみが持てた。「技のデパート」だけに夜の錦でもあの手この手の技をくりだし、三所ぜめなんかやっちゃってるんだろうなあ。

(7/19)本日2000円札発行。わざわざ両替しに行った女性が社内で見せびらかしていたので手にとって見た。それだけでは野次馬ミーハー男として負けだと思い、今朝の「とくダネタイムス」で仕入れたばかりの偽造防止すかしネタ（斜めから見ると文字が浮かび上がる）を披露した。取り囲んでいた5,6人が、ほほーと頷いてくれたので多少得意げにお札を返すことができた。ん〜、でもあれだけ盛り上がるなら両替しとくんだったなあ。

（7/16）「昔懐かしい味」、というキャッチコピーがよくあるけどあれは具体的に昭和何年くらいを指しているのだろう。具体的にしてほしい。以前中学生が私に言った、うわあそれって昔懐かしいよなあ、という言葉がやけにひっかかっている。

(7/15)ここのところ震度３以上の地震が多くてテレビの画面が見づらくて困る。今日も午前10時半に新島付近で震度６、名古屋でも揺れを感じた。新島弥生、神津カンナ、三宅裕司、大島智子、三原じゅんこあたりがイベントでもやって義援金を贈るというのはどうだろう。

（7/13）幼少期を広島郊外で過ごした私にとって、百貨店にお出かけといえばそごうだった。ちょっとしたおめかしをしてチンチン電車に揺られて家族で繁華街の紙屋町停留所で降りる。展望型のエレベーターに乗って街を見下ろし、おもちゃ売場で超合金をおねだりした。買い物よりなにより電車に乗れるのが楽しみで、桃色の低床型車両で靴を脱いで車窓を夢中で眺めていたものだ。そんなそごうは思い出の中では憧れの場所でありつづけることだろう。

（7/13）女性同士の会話。アイスクリームはどこが美味しいかという話らしい。「あのさあ、あそこの店、シックスナイン、じゃなかったサーティー・・・」。横にいた私は聞こえないふりをしたが、どうやったら間違えるんだ？たしかになめるのは同じことだが。

（7/12）私は口が軽い。しかしいろんな立場上、周囲から相談をされたり、ここだけの話というのが耳に入ることも多くなってきた。単なるゴシップならばどんどん脚色して吹聴してまわるのだが、なかにはシリアスな話題もある。みんなが頼っているのは私という人間ではなく私の現在の立場だということは承知しているが、自分なりにその問題が快方に向かえばと努めている。それは立場にいる責任で当然なのだが。しかし、根っからのスピーカーだから他人の秘密は言いふらしたくてたまらない。おーさまのみみはロバのみみーーーって叫びたい。でも、口が裂けても酒を飲んでもそれはできない。何のとりえもない自分が人の信頼を失っては生きていけないと思うから。・・・日記帳に毎晩つけてるホントの日記はこんなかんじ。

（7/12）南洋フィジーの政情が春から不安定で、昨日も先住民系がアイランドリゾートを占拠した。数年前に訪れたとき空港のあるナンディから首都スバまでタクシーで往復した。8時間くらいかかったと思うが、そのときずっとしゃべった運転手から先住民系とインド系が半々で人種対立はないと聞いた。それだけに現在の人種対立の構図が工作されたものだとしか思えない。早くもとの穏やかな常態に戻ってほしいものだ。男ふたりのアイランドリゾート、次に来るときは彼女とな、って誓ったフィジーの夕日が忘れられない。

（7/9）今日は1食のみ。休みの日にはよくあること。昼に目覚めてそのまま自宅で競馬観戦。夕方近所のカレー屋で800グラム食べた。で、家に帰って夜寝るまでおなかいっぱいで苦しくて寝た。

（7/7）七夕の思い出。京都で予備校に通っていたときは男子寮だった。4月に上洛して以来3ヶ月間、女の子と全く話すことなく過ごしていた。授業終了後、たまたま講師に誘われ何人かが喫茶店でお茶をした。そこで隣に座ったコと緊張しながら話をした。あのときは本当にどきどきした。その日が七夕だと気づいたのは夜、あの1年間は結局10回も女の子と話す機会はなかっただけにとても印象的な日になっている。

(7/5)全くノーマークだったドラマ『愛をください』を見た。辻仁成やるなあ、そして菅野ちゃんの演技がいい、ダメ押しで函館。えぐっちゃんが函館ロープウェイで働いてるんだもん、会いに行けばよかったなあ。

(7/4)生理用品のTVコマーシャルによると女性の60％が「デリケートライン」のトラブルを経験しているそうだ。思わずメモしてしまった。いろんな表現の仕方があるものだが、英語として通じるのか知りたくなって辞書をひいたけど載ってなかった。いかん、中学生がエッチな単語を調べたみたいだ。

（7/3）6/1にヘアカットモデルとして取材を受け、めでたく7月1日発売の月刊誌『Bluzon』に小さく掲載された。東海地区のハタチ前後のナウなヤングが読者対象でここらじゃけっこう売れている。明日からサングラスでもかけなくては街が歩けないかも（笑）。ふう、ようやく公表できたぞ。

(7/3)函館3泊4日から帰った。今日は連続テレビ小説『私の青空』をロケ地大間崎の食堂で見た。ミーハーな私は旬の場所を求めて旅していきたい。次は神津島か？