有森也実いまそかり

2000年8月

(8/31)今週は月火水木と4日連続飲み会。毎日私の30歳を話の種に飲んでいる。今晩は友人を通して、なんとテレビに出ている女性キャスターや制作スタッフに囲まれた。最後にプレゼントと花束なんぞをいただき、感激。しかしなあ、私が女性としゃべっているときに横から「こいつアイドルマニアだから」とか「広末と結婚するらしい」とか言われては、この後の進展が何も見こめないではないか。

(8/29)さきほど30歳になったばかり。時報を店内に流しながら、行きつけの飲み屋でお客さんを含めて全員でバースデーカウントダウンをしてもらい感激。初めて話す31歳男性が言うには、「30になったら20代のいろんな行いがわきの下から臭ってくるよ。でも30は面白いぞ、充実するぞ！」。そこで私は返す。「ジュウジツ？ジュウジツのジュウは汁っていう字ですね」。「そうそう、汁実だよ、汁実、うまいこというねえ。」「そうかあ、俺も汁実するぞー！」止まり木の客もママも笑ってる。そんなかんじで私の30代は幕を開けた。

（8/28）10日ぶりに出勤。中には半月ぶりに会う人もいる。ある女性の顔が黒くなっていたので「どっか南の島でも行ってきたの」と声をかけた。すると「いいえ、今日はすっぴんなんです、体調悪くて」との返答。申し訳ない、悪気はなかったんだよお。

(8/27)20代最後の競馬をした。朝9時から夕方まで自室で競馬専門チャンネルを見ながら1レースごとに検討をして、パソコンで馬券を購入。食事も摂らず、気合を入れるも18戦3勝で終わる。今日と同様、この10年で勝ち越した年はなく、いったいいくら負けたのか想像もつかない。しかし、この10年で最も私の頭を占めていたのは勉強でも仕事でもなく、女の尻でもなく競馬だった。競馬で得たものは時間の潰し方を覚えたこと、失った最大のものは・・・。考えてみれば今日は20代最後の日曜でもあったのだ。

(8/26)本日はまたしても二日酔い。帰りのタクシーから記憶がなく、今朝も全裸で目覚めた。しかし、昨晩トップページを更新しているではないか。別の人格が「すいません。酔っ払ってます」などとコメントしているのだ。本当に恐い。

(8/24)帰省中に知らない人から→こんなメール←が届いていた。どうやら外国に「StarHills」というミュージシャンがいるらしく、差出人はその責任者らしい。日本では「StarHills」は音楽なのか食堂なのか、と問われてとにかく感謝されたようだ。これはHP開設以来の重大事件、ジョエル氏に返事を書きたいが、「StarHillsというのは日本の権威ある音楽批評サイト。語源は執筆者いた氏の近所にある雑居ビルの名前、単に語感が気に入ったからであってそのミュージシャンとは全く関係ないよ、ソーリー」と伝えるだけの英語力がないので断念した。

（8/24）今月から名古屋市のゴミ収集がうるさくなった。専用の袋に入れ、不燃物も細かく分別しなくてはならない。元巨人の中畑清は可燃ゴミ、なんてつまんないことを今考えた。

（8/21）これから帰省、24日に名古屋に戻る。この年になると高校時代の仲間で遊ぶでもなく、何をするためでもなく、両親に顔を見せるために帰るのだと思う。見合の用意くらいしておけと私は言い、誰かを連れて帰って来いと親は言い、ため息をつきながら酒を酌み交わすことだろう。

(8/18)「そうかあ、君ももうすぐ30歳かあ。独身だっけ」「ええ、いいかげん1人の生活も飽きましたよ」「いや、まだいいって。僕なんて2人の生活に飽きちゃったよ」「はあ、そりゃ大変なんでしょうねえ」

（8/16）いつもは読んでいない競馬週刊誌に愛馬の記事が載っていると知らされ、駅の売店で買って帰った。後ろからそれらしき記事を探したのだが見つからない。半分まで読んでやっと気がついた、これって先週号じゃないか。なんで水曜夜になっても店に並んでるんだよ！馬券で失う600円はなんともないが、こんなことで失うのはかなり精神的に辛い。

（8/14）お盆でお休みの方も多いことでしょうに、こんなサイトをのぞいてくださり、ありがとう。でも風呂はのぞいてはいけませんよ。のぞいてもないのにのぞいたって注意してもいけませんよ。

（8/13）海水浴と花火、恋人たちの夏に欠かせないイベント。私は平成6年夏に天橋立で泳いで以来、女性と一緒に海水浴してないし（プール含む）、平成5年に隅田川花火大会を見にいって以来、花火大会に出かけていない。彼女ができたら長島スパーランドで泳いだり、東山タワーから花火を眺めたいものだ。私はそんなささやかな夢を持ちながら30歳になろうとしている。

（8/12）会社の同期が東京から大挙押し寄せる。ボーリングや鉄板焼きをして旧交を温める。順番に本音トーク、私が入社以来7年彼女はいないと何度言っても、みんな納得してくれなくて困った。男が7人いて結婚しているのが１人、バツイチが1人、彼女がいないのが私１人。もうすぐ30歳、みんなステディいるんだと思ったらいたたまれなくて中座してしまった。

(8/11)午後4時、社内のとある説明会に頭数要員として出席。会議室に30人ほどいただろうか。説明が始まるやいなや、うとうとしてしまった。気がつくと30分経過、質疑応答に入っていた。質問が途切れたところで、「それじゃあ、瞑想にふけっておられたいたさん何かありませんか。いやあ、宙に浮くかと思いましたよ」と突然のご指名。場内爆笑。おいおい見逃してくれよ、キミの説明を眠ってしまったのは悪かったがそれはあんまりじゃないか、Tクン。

(8/10)私は経済的都合でスポーツ新聞しか取っていない。先月までは会社の先輩が読み終えた毎日新聞を1日遅れでもらい、かろうじて社会人として日々の動きについていっていた。しかし資源供給源たる彼が配置転換でいなくなってしまった。私の脳みそがどんどん溶けていく気がするのは暑さのせいじゃない。

（8/9）今月30日は30歳の誕生日。どうせ帰りも独りでつまらないだろうから休暇をとってフテ寝でもと思っていたが、仕事が入ったので休めなくなった。ま、気が紛れるだけましかな。

(8/9)キリンビバレッジのトマトジュースに蠅が混入した件。苦情を受けた部長が「この件は公にしないでほしい」と頼んだ点が非難を浴びているが、会社人としては当然の対応ではないのか。雪印事件以降1ヶ月ほどで続々と食品会社関係の事故が報じられているが、そもそもそれまでなかったはずはない。雪印事件で敏感になった我々が少しの違和感も許さないようになっただけのこと。また、昨年の東芝クレーマー事件に影響されて大企業相手に文句をつけるのがかっこいいと感じているため。今まで示談金で済んでいただろうに世知辛い世の中になったものだ、と感じる。今度の部長さんには同情する。同情するならハエを食え？

(8/8)夕刻のスーパー　混み合うレジ　気になる列の長さ　他者のカゴ　隣りが流れ　悔しい私　ああ小市民　

（8/6）2000年上半期に某データベースで検索される人物としてモーニング娘。と双璧をなすのが叶姉妹だそうだ。姉妹の豊満なボディには圧倒されるばかりだが、私が注目しているのはその肩書、「トータルライフアドバイザー」とは大きくでたもんだ。仕事でいろんな方から名刺をもらうが印象的だったのは頭悪そうなチャパツの姉ちゃんがコーヒーメーカーの実演をして「デモンストレーター」、イベントコンパニオン派遣の女性が「キャプテン」、自ら名乗る若き「エコノミスト」などである。しかし、日本ではもっとすごい人がいる。中谷彰宏がバブル時代に用いた「コンセプター」（直訳すると概念家ってなんだ）、そしてプリンセス天功の「イリュージョニスト」（幻想家か）。ヒラ社員の私の名刺に肩書はまだないが恥ずかしいのはごめんだ。

(8/5)憧れの女優森口瑤子さんとお会いすることができた。イベント関係者の知り合いに控室で紹介されたのだが、あうあう状態で何も言葉が出ずじまい。あの大きな瞳で見つめられて照れてしまい、結局握手もお願いできなかった。本当に好きな人の前では緊張して何もできない男です、私は。

(8/4)今週は水曜から体調不良。会社には朝、「体調不良で昼から出勤します」と電話を入れておいたのだが出勤するとみんなから「昨晩そんなに飲んだのか」と言われた。二日酔いなんて一言も言ってないのになあ、みなさんよく分かってらっしゃる。しかし木曜になって夏バテ併発、食欲は戻らず、金曜の今日ようやくご飯がのどを通った。正直まだ復調とまでいかない。早く戻さなくては、せっかく日曜の夜に約束ができたんだから。