有森也実いまそかり

　2001年3月

（3/31）女性と２軒目、そろそろ終電の時間。「あと一杯飲む？ごちそうするけど」「あと一杯はいいから送ってって」「あ、今日はクルマじゃないんだ」「じゃ、帰るね」。やっぱクルマ持ってないともてないんだよなあ。

（3/28）モノが売れず、安売りし、物価が下がり、利益が減り、賃金が下がり、モノが売れず、安売りし、、、というデフレスパイラル。彼女ができず、自嘲気味の笑いをとり、プライドがなくなり、評価が下がり、相手にされず、彼女ができず、、、三十路スパイラル。

（3/27）人から「忙しそうだね」と気遣ってもらうと、「いやあ、たまには仕事しないと」と返すことが多い。先月、残業帰りにエレベーターで一緒になった若い女性に「遅いですね」、と声をかけられたのでいつものように返そうとしたら、彼女は続けて「たまにはお仕事されるんですね」。人から言われるとなあ。

(3/27)高校時代の彼女（既婚）からかなり久々にメールが届いた。けっこう優しいことが書いてあったので嬉しかった。そして、しばし思い出に浸っていたのだが、こぼれたミルクを悔やんでもしょうがない。

（3/25）名鉄の中京競馬場前駅のアナウンス。「特急電車のご乗車にはミューチケット（特急券）が必要です。ホームの駅員が販売しておりますので、せいぜいご利用ください」。せいぜいって、あんた。

（3/25）中京競馬場で年に1度の大きなレースがあり、抽選で手に入れたA指定席に女性を誘って行った。「わあ、指定席ってきれい」「競馬場って大きいんだね」「ワイドって何」など初々しい言葉が発せられ、競馬歴10年の私は満足。さあ、馬券を的中させていいところを見せようとするがなかなか当たらない。口数も少なくなり、彼女の顔を見てる余裕もなくなり競馬新聞を睨んで予想するがかすりもしない。そのうち彼女のほうが的中し、面目丸つぶれ。もう後がないメインレースは「1番人気の馬は来ないね。手堅く2番人気の馬から買ったから大丈夫」と力説すると、「なんか当たらないような気がする・・・」と言われてしまい、結果もその通り。結局13レース賭けて1度も当たらなかった。帰り道、「時間があっという間に過ぎちゃったね」。そうか、彼女が楽しんでくれたなら救われたな、と思ったのだが続けて「これで日曜が終わっちゃうんだよ、もったいないね。毎週やってるなんて信じられない」。そう、なにもかもジ・エンドであった。

(3/23)『HERO』で出てきたバーの「あるよ」のマスター役俳優。昨日たまたま目撃したが、普通にしゃべっていたのでちょっとがっかり。

（3/21）このごろネットしていて思うこと。個人のホームページはあくまで開設した人のもの。ある対象について文句や批判を並べても、善意の訪問者に影響を与えるおそれがなければ例えウソをついても自分の領域内で仲間と楽しむ限りはかまわないだろう。訪問者はたとえ正しい意見でも管理人を不快にさせるような書きこみは避けるべきだと思う。また、他のサイトの中身や書きこみの批判や中傷を自分のところで展開している人も散見されるが、私は気分が悪くなるが、それも仕方ないだろう。自分が考えを自由に述べ、気に入った人たちと楽しめる場所（サイト）、管理人にとって自分のホームページとはそういうものである。少なくとも私は自分の掲示板で「難しい議論」はしたくない。仕事で疲れて帰って、なぜまた頭を悩ませなければならないのか。あるサイトの掲示板を見ていて少し管理人がかわいそうに思えたのでこんなところに感想を書いてみた。

（3/20）今池の王将で焼き飯と餃子を食べ終えようとしたとき、店内の有線で♪赤あげて〜と『ミニモニ。ジャンケンぴょん』が流れ始めた。うきうきした心を周囲に気づかれないようにゆっくり最後の一口を食べ、爪楊枝で丹念に掃除をし、水をおかわりして飲み、自然な行動で曲を聴いていた。終わりのフレーズになったので満足して席をたち、会計を済ませると次の曲のイントロが。♪ベイビー、恋にノックアウト！・・・あちゃあ、さすがにレジの前で聴いていくわけにはいかなかった。

（3/19）風邪気味で頭が痛かったので夜はうどん屋でうどんすきを注文。野菜や肉と一緒に鍋に入れて食べていたら店員が、うどんはおかわり自由となっていますので、と言う。そんなこと言われたら食べないと損の気がして無理してもう一玉もらった。つくづく貧乏性だと思った。

（3/18）東京の葛西臨海公園に世界で２番めに大きい観覧車が登場したそうだ。観覧車といえば学生のとき、混んでいたために相席にさせられたことがある。夜景を眺めながらムフフ、と目論んでいたのにぼそぼそと会話するだけで終わってしまった。あれは今思っても最悪の相席だ。以来、係りの人に、ご相席よろしいでしょうか、とお願いされても断る勇気を持てた。

（3/17）クレジットカードの先月の利用明細を見て驚いた。リボルビング払い(分割払い)で使ったことになっている買い物があるのだ。カードは毎回一括払いなので抗議しようと思ったのだが、よく見ると1346円の利用に対してリボ払い手数料が13円。問い合わせの電話番号は大阪。損するだけなので泣き寝入りすることにした。

(3/14)老夫婦が細々とやっている鉄板焼きの店に女性と行った夜のこと。きっちり割り勘して帰ろうとすると、じいさんが彼女に対し、「おふたりはどういう関係なの」と声をかけた。何と答えるのかどきどきしたが、「え、ただ会社が同じだけです」ときっぱり。店を出てから「友達以上恋人未満とかなんとか言ってくれればいいのに」とすねると、「急に聞かれたから本当のことしか言えなかった」だってさ。

(3/13)先日中学時代の同級生から何年かぶりに電話があり、来月卒業15周年記念で中学の同窓会をやるという。日が合いそうにないので欠席すると伝えたが、受話器を置いた後、こういうところで出会いを逃しているに違いないと思った。

（3/12）売りきれ店続出のモー娘シール入りポッキーを求め、歩いていける範囲のスーパーやコンビニをまわった。2駅ほど離れたコンビニで棚に並んでいた16箱全てを胸にかかえてレジに置いたところ、若い女性店員が目を丸くし、吹き出しそうになり口を押さえた。「笑っちゃいますよね」と私が言うと、もう１人の女性店員が「買占めですか」と微笑んだ。平日に休暇をとって何をやってるんだろうって自分自身思う。

（3/12）全国発売の最初から１億円長者が飛び出したtotoだが、呼称に異議あり。多くの人が指摘しているが今更ながら言っておく。「サッカーくじ」って言うけどくじじゃない。「当選金」って言うけど配当金。爽やかなイメージで売りたいのは分かるがジャロに訴えられないのか。ところで今回3頭、いや、3等を的中させた馬仲間のエコノミストがいるが、早速toto評論家として執筆にとりかかっているという噂だ。

（3/11）♪記念にくださいボタンをひとつ、青い空に捨てます〜♪。ニュースの企画でやっていたのだが、第2ボタンを記念にもらう風習（と表現していた）は廃れてしまったそうだ。中学の卒業のときは名札やボタンをいろんな女子にねだられたけどちゃんと彼女にあげたなあ。あのころが私の人生における絶頂だったように思う。えらい早熟だったわけだ。

(3/9)この１週間のアクセス数は１日平均260以上（報告サンキュー、のりりん！）。「バナナの涙」や「あてずっぽう騎手ゲーム」への参加は増えていて、原因は不明だがアクセス数急増の実感がある。訪問した足跡をなにかしら残していただければ幸いだ。もしかするといたずらの再読み込みが多いだけかもしれないが。

（3/7）スポーツ新聞を電車で広げている時に周囲の人が記事に目を奪われていることがある。彼らの視線をひきつけておいて１枚めくると、別に読んでませんよ、というふうに顔をそむける。その様、いとおかし。

（3/5）『朝まで生テレビ』にも出演経験のある弁護士とお話した。ミーハーなのでテレビに出ている人に会えるのはとても嬉しい。調子に乗って、『HERO』ご覧になってますかと尋ねたが、何ですかそれ、と返されてしまった。視聴率30％っていってもそんなもんだな。

(3/4)あるとき、会社に売りこみにきた某メーカー営業マン。初対面からかなり馴れ馴れしい。うん、今使ってるのはどうなの、そうだよねえ、そうなんだあ、ぶっちゃけた話ね、わかった、また調べて連絡するってことでいいかなあ、などなど。そりゃあなたのほうが歳は上かもしれないがその態度はどうなの。私自身が馴れ馴れしいほうなので彼とは合わないと感じた。結局買うことになったけど、これからもよろしくお願いされたくない。

（3/2）スプリンターの伊東選手とマラソンの鈴木博美選手が結婚するらしい。子供は中距離だよなあ。

（3/1）夕方6時半ごろ、「もう帰るなんてことはないよね」と女性から連絡が入る。そうか、もうすぐ仕事が終わるから待っててね、というわけだな。飲みのお誘いか、よしよし。「うん、もうちょっと残るけど」「そうだよね、まだ終わらないよね」。そして9時まで残業しながら待っていたのだが何も連絡がないので確認すると、その人はさっさと先に帰っていた。「（すぐに帰れるなら一緒に飲みに行きたいけど、まだ早いし）、もう帰る、なんてことはないよね」「そうだよね、まだ終わらないよね（声をかけてみただけ）」というダメモトの誘いだったのかあ、残念。