有森也実いまそかり

2001年6月

（6/30）本屋で『週刊SPA！』を立ち読み。道路特定財源の特集で全国の高速道路計画が表になっていた。ふと地元島根県を見ると「穴道」とある。正しくは「宍道（しんじ）」だ。このくらいは許せるが、県名が隣りの鳥取と逆になっていたり、ひどいときには「鳥根」などと新聞や雑誌に書かれることもある。そんな憐れむべき県なんだから、地方交付税が全国一配付されたっていいじゃないか。

(6/30)相変わらず、ネットオークションを毎晩遅くまで楽しんでいる。こんなものが出品されているのか、あれはいくらぐらいで取引されているんだろうとかいろいろ検索しているとすぐに時間がたってしまう。先日、「井上陽水のコンサート最前列」と出品に興味をひかれてウォッチリストにいれていたが、案外低い落札額だった。あとでよく見ると、商品名が「井上揚水」となっていたので検索にひっかかりにくかったんだろう。大笑いしてしまった。

(6/28)深夜のウィンブルドン、大学時代は前期試験前の一夜漬けの最中だった。ろくに授業に出ず、試験前に慌てて級友たちにノートの写しをもらったり、要点を教えてもらったりを4年繰り返した。その昔単位をくれた教授たちがワイドショーやニュースのコメンテーターとして出演しているが、彼らの顔を知ったのは卒業後に彼らがテレビに出るようになってからだ。ウィンブルドンが続く限り、冷房なし風呂なし汗だらだらの若き日々を思い出すに違いない。

(6/26)勉強や練習をしたら実践で成果を発揮したいと誰もが思う。自衛隊も毎日訓練してたら一度実戦で成果を発揮したいだろう、と昨日の航空自衛隊機誤射事故で考えた。そして今朝の新聞に、「消防団員が放火して自分で消火活動」という小さな記事を見つけ確信に至った。自ら腕を試してはいけない職業もあるということを。

（6/25）受付で中堅の運送会社のベテラン営業マンが大きな声で名刺交換をしている。「いやあ、まさかお会いできるとは夢にも思いませんでしたあ。感激です！」。夢にも、ってあんたのほうから売りこみに来たんじゃない。

（6/23）大須観音駅で人を待っていると、「私は外国人なんですけど、このあたりにお寺はありませんか」と男性が話しかけてきた。話さなければ日本人とかわらない風貌のアジアの人だ。言葉もかなり流暢で、日本語で十分会話ができそうだったのに、外国人と言われた時点で頭が混乱して、「Ah,Hum、え〜」と有名な観光地大須観音の方向を指差すだけ。あそこの角を左に曲がればすぐです、と英語でなんて言うんだと必死に考えていた。彼は、「分かりました、あっちですね、ありがとうございました」と笑顔で去っていった。私の重度の英語および外国人コンプレックスはどうしようもない。

（6/23）今週で「春競馬」も終わり。このごろは競馬ブックを全ページ読めなくなったし、POG本も立ち読みですませている。いろいろ思うことがあり、この夏は競馬を休むことにする。生活の最優先を競馬でなくすという意味だ。学生時代は春と秋しかやってなかったし、まあいいだろう。休養は久々だ。

(6/21)ある意味、悪い意味じゃなくてそういう意味のことを言う人っているよね、いい意味で意味不明みたいな。

(6/20)ワシントンの日本人に電話した秘書が、英語分かる人いませんかと言ってきた。留守電になっていて、「Good　evening」と言うのだがその後に続く言葉が聴き取れないというのだ。そこで留学経験のある若い奴を呼んできて再度コールしてもらうと、「・・・・・・mmm？HelloHello？もしもし？あ、え、代わります」と慌てて秘書に受話器を渡す。どうやら留守電っぽい出方をする相手だったらしい。

(6/19)帰り際に急遽飲み会の誘い。おつきあいで参加したら、いやあ、こりゃまたかわいいコが目の前に。私のビジュアル的好みの顔の表面積が大きくて丸くて下膨れ。もう少し瞳が大きければ理想の水沢蛍似で文句なし。また飲もうと誘っといたけどメール来るといいなあ。しかし、今晩もやっちゃったなあ、馬主話。「えー、じゃああの馬主バッヂ持ってるのお」「いやあ、あんなの持ち歩くもんじゃないから今は持ってないけどねえ」「すごーーーい」。ウソはついてない。

（6/18）須賀さん、忙しそうに見えて案外時間あるよなあ。テレビ局の記者ってそんなに自由がきくのか？

（6/17）競馬帰りに焼き鳥屋の外に出してあるテーブルで仲間と楽しくやっていたら、某有名一般週刊誌の取材が来た。記者とカメラマンのふたりで、店の外観を撮影したりメニューをメモしている。そして、男女4人の我々のテーブルに来て、撮影したいと依頼。どうぞどうぞと盛り上がる我々。7月上旬に掲載されるかもしれないので、そのときは大発表したい。

(6/16)富山大学において過去の入試で採点ミス発覚。先月の山形大学といい、案外いい加減なもんだ。ってことは私が落ちたあの大学ももしかしたらと言う気がしたが、逆に受かった大学から採点ミスがありましたと言われたらショックだろうなあ。

(6/14)金城埠頭まで夜のドライブ、もちろん私は助手席、やまない雨、はずむ会話。「俺はクルマがないからもてないんだよなあ」「そんなことないでしょ（笑）」「ってことは俺自身に問題があるってことかい！」「じゃあ、クルマがないからもてないのね、うんそうね」「なんだよー、人をクルマや条件で判断するのかあ！」「・・・あんまりそういうこと言わないほうがいいと思うよ」。ラーメン食って帰りましたとさ。

(6/13)歌よりトークで盛り上げる宮崎県人０９３０（おくさま）のふたり。ついに頭髪を染め、パーマをかけた。『奥飛騨慕情』竜鉄也の付き添いの奥さんの衣装がだんだんきれいになっていったのを思い出した。

(6/12)それは逆に言うと、とよく言う人がいるが逆でも何でもないことが多い。

(6/11)私はクルマに関してほとんど知識がない。6/9のドライブ、友人♂が父親の6人乗りのクルマを借りて運転してくれた。初対面の女性に対し、何か話さなければと車体に貼ってあるステッカーを見ながら言った。「ふーん、彼のお父さんの名前は輝三さんなんだね」「そうなの？」「だって、チーム輝三って書いてあるよ」。真顔でそう言う私に彼女はかなり困惑。「ほら、ローマ字で。ルのUの字がないけど」「あ、あの、私何て言えばいいの？」。

(6/9)男女6人梅雨物語、瀬戸のガラス工房で文鎮やグラス作りを体験した。水あめ状態のガラスを棒に巻きとって形を整えながら息を吹き込む。3時間半かけて3回やったが、熱くて大変だった。朝が早かったし、終わった後のビールのために水分補給をひとりだけ我慢していたので終わった2時ごろにはもうバテバテ。さあ、ようやく昼飯。ファミレスを提案するも女性陣に却下され、かき氷が美味いという喫茶店に。まあ、飲めればどこでもいいのだが出されたメニューにはアルコールが全くない。仕方なく「梅酒かき氷」で代用するはめに。久々に文化的健康的健全有意義に休日を過ごしたなあ。

(6/8)8人が殺害された大阪の小学校殺人事件はニュースを聞いているだけで腹立たしく、死刑にしてほしいという犯人の望みを即刻叶えてやりたい。報道によると職場や地域のトラブルメーカーであり、精神病で前科あり。言葉が不適当かもしれないが、いかにも犯罪を起こしそうな男でまだ救われた。あんなにいい人がどうして、というパターンだと何を信用すれば良いか分からなくなるからだ。来週月曜のワイドショーではきっと彼の卒業文集が読み上げられることだろう。

(6/7)サルティンバンコ名古屋公演を先月世話になった看護婦さんと鑑賞した。ふたりとも満足してタワーズのレストランフロアで遅い夕食。特別な職業の人と話すとどうしてもあれこれ仕事のことを尋ねてしまうのだが、気がつくと多少うんざりした様子。まあ、いつも同じような質問をされているだろうし、まして食事中になじまない内容も多いし、ごめんねと反省。それでもやはり聞きたいので全部食べ終わったと同時に、浣腸やら剃毛やら話題にしてしまう。またまた反省。会計のため、レジへ。端数の小銭をさっと出す。ごちそうさま、とにこやかな彼女。上手い、おごられ慣れている。でも彼女の一生はおごらせてくれないんだろうなあ。

（6/5）このごろネットオークションに出品することが楽しくてたまらない。自分が要らないもの、さして価値あると思えないものを出品するのだが、おもしろいように買い手がつく。大事にしてもらえる人に落札してもらえると嬉しい。昔使用したオレンジカードとか、聴いたことのないもらいもののCDとか、こんなもんでお金をもらっていいのかと思うくらいだ。まあ、自分も他の人が要らないと思ったものを落札することがあるわけで、広い意味でリサイクルなのかなあ。

(6/2)競馬仲間と楽しく競馬観戦、珍しく馬券はプラスだった。そのまま飲み会、カラオケと楽しんで帰路に。競馬帰りにはたびたび降りる駅を寝過ごしてしまうので気をつけるぞと思っていたがやはりうとうとしてしまう。そろそろと思う頃にドアが開いたので慌てて降り、エスカレーターに乗り、改札を抜けたが何か景色が違う。うーん、乗り過ごしはしなかったのだがひとつ手前の駅だった。

（6/1）めでたくStarHills開設2周年。疲れていてもできるだけ毎晩の更新を心がけてきた。ここまで56607ヒット、たいへん多くの方に拙いページをご覧いただき、ありがたく、そして恥ずかしく。みなさんから感想をいただくととても嬉しい。何のためにホームページを開設しているのか。以前にも書いたが、淡々と流れる自分の毎日を記録し、世の中に自分が在ることを知ってほしいからだ。これからも平凡な三十路サラリーマンの日常を綴っていきたい。