有森也実いまそかり

 2003年6月

(6/30)名古屋から東京の同じアパートに同時期に来た後輩A(仮名)君もこの秋に結婚する。結婚準備談義のなかで、女って決めるべきことをあれこれ細かく考えたり、男からするとどっちでもいいようなことに時間をかけて悩んだりするよなあ、と意見が一致した。A君は毎週のように彼女と会っていろいろと打ち合わせや段取りをしていると、なんでもいいから早く決めてほしいとうんざりすることもあるとか。A君が言うには、私は彼女とたまにしか会わないからいつも新鮮でいいのだそうだ。遠距離交際もいいことがあるってことか。なんだかんだと2人で言い合いながら、最後はいつも、まあでも結婚って楽しみだねという結論になるのだが。

(6/30)先日、久々に酔っ払って記憶がとんだ。発信記録を見ると5人に迷惑電話をかけていて、会社や仕事関係の人ばかりだったので翌日皆さんに直接謝って歩いた。その中には、昨春私が告白してふられた女性もいた。私が謝ると、「やっぱり酔っ払ってたんですね。でも楽しかったから」と許してくれた。記憶がないので恐る恐る話した内容を尋ねると、「覚えてないんですか」と微笑むのだった。

(6/29)競馬の宝塚記念で伏兵ヒシミラクルの単勝を1222万円買って的中した人が2億円近い配当を手にした。この人はサラリーマン風の中年男性で、土曜午前10時55分にウインズ新橋でドカンと買ったそうだ。なんと、私はその現場にいた。愛馬のデビュー戦(10時50分)をモニター観戦しようと朝っぱらから新橋に行っていたのだ。いやあ、まさかあの閑散としたフロアでそんなすごいことが行われていようとは。歴史的瞬間を見ておきたかったなあ。

(6/26)今日はチェッカーズにGLAYか。芸能人の今更過去暴露告白本、昔からあるとは言え、あまりに立て続けで食傷、というか食べてもない。飯島愛が一発当てて作家先生に成り上がったのを見て、キムタクやなっちなどの現役アイドルも、あの人は今の元有名人もみんなこぞって出している。元アイドルがバラエティ番組で実はあんなことしていた、みたいな話も多い。芸能界ってのは一度売れると2度美味しいんだなあ。

(6/25)昨日、共産党の筆坂参議院議員が酒席でセクハラということで辞職。彼はテレビの討論番組に出演すると相手を指差しするのが印象的だったが、その夜は女性のあらぬところを指差ししちゃったんだろうか。

(6/23)長電話でいろいろ話した後の最後に彼女に言われる。「もう一度確認しておきたいんだけどね、もう行かないよね」「…ああ、結婚したらね」「約束だよ」「…あのさあ、たまにでもダメかな」「ダメ。絶対に止めてね」「・・・」。決して合コンの話ではない。

(6/20)夕方、仕事の手を休めて息をつく。あ、今日はまだメシ食ってない。そんな毎日。

(6/19)「最近仕事どうなの、がんばってるかい」と社会人2年目の女の子に声をかける。しかし、彼女はうかない顔で「はあ、最近ポテンシャルが下がってて」。「おいおい、潜在能力が下がっちゃだめだろ」「え?ああ、そうですね」。新人時代の彼女ははつらつとしていたのに、かなりモチベーションが下がっているようだ。

(6/17)奥田瑛二かと思ったら、元ロッテの小宮山似の毎日新聞の五味記者。

(6/16)梅雨の季節。傘を持って出かけたのに降らなかったときって何か悔しい。

(6/15)松浦亜弥のチケット(ファンクラブ価格5250円)をネットオークションに出品したら3度目の出品でようやく落札された。たったの980円。いくら後ろで端の席とはいえ、ここまで低いとは。これは、コンサートやりすぎが原因のひとつだと思う。もっと前のほうで1000円で落とされたのもあったし、よしとしよう。ハロプロ関係の価格破壊は最前列を除いてすごいことになっている。ファンを続ける者にとっていいんだか悪いんだか。

(6/11)私は彼女とのことをのろけるのはカッコ悪いと思っている。職場の女の子に「モー娘は結婚したら止める」と言うと、「えー、じゃあいたさんの生甲斐がなくなるじゃん、どうすんの生甲斐は」、と問われ、即座に「彼女」という言葉が口を出てしまった。言われたほうが赤面していた。不覚。

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(6/10)「ハッハッハ、おかしー」と女性が笑うと、彼は言った。「おもしろいことに笑った後、おかしーって言うけど今の若い子は、ウケるって言うんだよね。そこが世代の切れ目の一つだと思う」。うーむ、私と同い年の彼(俳優A氏)の言葉に感心してしまった。笑った同世代の女性もなるほどと納得。さて、あなたは。

(6/9)昨日は東京競馬場で競馬仲間と6人で過ごす。学生時代からの競馬サークルでメンバーの更新をしながら、もう10年たっている。現在、10人ほどだ。さすがにこのごろは皆それぞれの生活があり、年に数度しか集まれないし、競馬場で会うのも少ない。昨年と今年で私を含め5人が結婚、ますます自由がきかなくなっている。昨日はG1だというのに容易に馬券が買え、席が取れる状況に、競馬ブームまっさかりに熱く活動してきた我々からは信じられないと言い合った。皆から言われたのは、私が競馬をやめるのかどうか。実際、無理だよなあ、小遣いで細々と楽しむよ、ということで落ち着いた。競馬がやめられないように、彼らとのつきあいもやめられないだろう。

(6/6)ラッシュ時の駅や混雑する街で私はよく前の人のかかとを蹴ってしまう。今夜もやってしまったのだが、よく蹴ってしまう人がいるということはよく蹴られる人もいるということだろうか。

(6/5)ある調査によると、靴のサイズの小さい都道府県ベスト5は男性(全国平均25.9cm)1位:島根県、2位:岡山県、3位:山梨県、4位:宮城県、5位:香川県で、女性(23.5cm)でも1位は島根県だそうだ。なのに島根出身の私は27.0〜27.5cm。「大きいサイズ」ってシールが貼られた靴下ばかり買っている。ちなみに大きいのは男女ともに新潟県。

(6/5)同い年の独身女性と新潟に出張。帰りの新幹線で疲れた彼女が眠り、私の肩に少しもたれてきた。おお、こういうのいいなあ、吐息が聞こえる、大きな吐息が・・・ってイビキかよ!

(6/3)明治座でモー娘ミュージカル観劇。休憩中に便所に行くと、客層を考慮して一部の女子便所が臨時で男子用になっていた。生まれて初めて女子便所に入ったのだが、当然のこととはいえ、個室だけが両側にずらり並んでいるのにびっくり。個室に入り、せっかくなのでしゃがんでみて大をすることにしたがこれはいい。通常、個室に入ると大をしていることが並んでいる人に分かるし、行列を考えると落ち着いてできないのだが、女性用はその心配がない。しかも、今日はほとんどが小なので入れ替わりが激しく、隣りの個室と息の殺し合いをする必要もない。ちなみに汚物入れは置いていなかった。

(6/2)最近複数の人から、私がモー娘を卒業するのは無理だと言われた。そして、隠れキリシタンになって続けたほうがいいとも。うーん、しかし彼女にばれたときにポスターを踏絵させられそうで怖い。

(6/1)ダービーの馬券はハズレ、それから後藤真希コンサートに出かけ、帰りに中華バイキング食べ放題で満腹。結婚後は競馬禁止、モー娘禁止、減量を言い渡されているため、もうこんな日はないのだろう。

(6/1)ホームページ開設から4周年。毎年繰り返しになるが、訪れてくださっているみなさんに心から感謝したい。この1年も延べ49211人の方に訪問していただいた。昨年はモー娘のミュージカルを8回も見ていた頃で、まさか1年後に婚約しているなんて思いもよらなかった。もてないさえないくだらない独身サラリーマンのありふれた日常を綴っているだけだったが、このごろは「いたさんは今が一番楽しいときだよね。有森見るとのろけちゃってと思うわ。」と高校の同級生♀からメールをいただくような内容になってきた。婚約者に知られるまでは、気の向くままに更新していきたい。今後ともStarHillsで暇をつぶし、ご感想などいただければ幸いである。

昔の有森へ