有森也実いまそかり

1999年9月

(9/29)元TBSアナウンサー松宮さんが自ら命を落とした。私の小中学生のころの夢はTBSのアナウンサーになって『ザ・ベストテン』の司会をすることだった。『ザ・ベストテン』を長年熱心に視聴していた者として心からお悔やみを申し上げる。今回の一連の騒動で分かったことがある。それはなぜ彼が久米宏の次に司会者になれなかったのかということだ。追っかけマンとして番組に欠かせない存在だったにもかかわらず、結局世界の松下アナやコニタン小西博之などにバトンタッチされていった。(今日知ったが生島ヒロシは同期だったんだな。)社内での評価は人間性なども加味され、必ずしもブラウン管から伝わる人柄がイコールとはならない。女性との交際のしかたを仄聞する限り、会社としてはどうしても看板番組の司会は任せられないと思った。仕事、会社って難しい。今春久々にワイドショーにつきまとわれていたとき逃げもせず申し訳なさそうにまじめに答えていた。これじゃあ追っかけられマンだなと笑っていたが今となっては笑えない。合掌。

(9/28)井上晴美が衝撃的写真集発売。人知れずVシネで脱いでました、ってのよりよっぽどいい。その昔私は中條かな子とよく混同していたものだ。かたや幸せな家庭生活、かたやスキンヘッドヘアヌードかあ。ところで井上晴美のドラマって何があったかな?「ナースのお仕事」のありさの先輩役くらいしか思い出せないんだけど。

(9/26)東海地区のタウン誌においしいラーメン屋特集があったので掲載されている店に行ってみた。元巨人の柳田似のこわそうなおっさんがやっていたのだが注文の際に雑誌の切り抜きを見せるとカウンター越しににっこり笑い、こっそりチャーシューをサービスしてくれた。病み上がりだし食べきれるかなあ、スープを全部飲むと減量できないなあなどとつまらないことを考えながらゆっくり食べた。そんな私をおっさんは味にうるさいラーメン通とでも思ったのだろうか、他の客には何も言わないのに食べ終わるやいなや、カウンターまで出てきて、どうでしたか、と尋ねるではないか。一瞬たじろいだがマムシに睨まれては、ええチャーシューがおいしかったです、とこわばりながら言うしかなかった。ええチャーシューだけは、とホントの感想を言ったら生きて帰れないかんじだったもんなあ。

(9/26)今日昼過ぎにダイエーで衣料中心に2万円も買い物をした(当然ダイエーOMCカード払い)。どの売り場もたくさんの人であふれていた。いつもくたびれた表情の店員がてんてこ舞いの忙しさにばたばたしている姿がスーパーダイエーのファンでもある私はとてもうれしかった。各地のダイエーはいかがでしたでしょうか。

(9/25)この1週間は風邪でダウン。今日になってようやく頭がすっきりしてきた。こういうときに一人暮らしは心細い。さて、福岡ダイエーホークスがたった今、悲願の初優勝を成し遂げた。大雑把で単調な野球がなぜか好きになって約8年、ライトなファンを続けてきたがようやく報われた。ファンをやってきて別に勝たなくてもいいよ、と思ってきたがやはり優勝は違う。まさか自分がと思っていたが抱き合う選手を見ながら涙があふれてきたもんなあ。頼むからMVPは工藤にやってくれ、城島や松坂はまだ早いよ。工藤がいなかったら8月にライオンズに抜かれていたと思う。精神的支柱は工藤だったことは間違いない。多分城島か篠原だろうけど私にとっては工藤しかいない。胴上げのときに長冨や西村の顔が見え、ずいぶん昔の選手に思えたのは今年活躍したほとんどが3年前にはスタメンに名前がなかったからだろう。今日のゲームでセカンド浜名がファインプレーしたときでさえ、あれ、今年いたっけな、ってくらい印象がないし。とにかくそれでも相変わらずホームランでしか点がとれないところが憎めない、大好きだホークス、おめでとう。明日はダイエー今池店で買い物するぞー!

(9/19)あーちっちーあーち、郷ひろみのゲリラライブ事件。ゲリラライブというくらいならウズベキスタンあたりでやってきてほしいものだ。ジャパン!と叫んだ途端に拉致されると思うが。

(9/18)週末は自宅でグリーンチャンネル見ながらごろごろすることが多い。たまには健康的にと思い、今日はソフトボールに参加した。私はピッチャーを志願、守れないのだ。3回を投げ6失点自責点3くらいで敗戦投手となった。打っては1番(アイウエオ順)で3打数2安打の活躍。2年ぶりに運動らしい運動をしたせいで試合終了直後から腰、お尻、ももが痛みだして帰宅後ベッドで動けなかった。年々筋肉痛が遅れてくるだけに明日の朝起きられるか不安。

(9/16)昨日書き忘れたがなんで五輪予選のベンチリポートが陣内貴美子なの?世界陸上コンビ以上に起用が分からない。実際現場の雰囲気に呑込まれておどおどしていた。   これで終わるのもなんなんでもうひとつ。マジカル頭脳パワーが9年間の幕を降ろした。日テレ得意のなぜか出演者ハイテンション番組だった。帰宅時間の関係であまり見ることはなかったが今田耕司のアクぬき、千堂あきほの延命に役立った番組として記憶している。なによりマジカルバナナをはじめ数々のヒットゲームを送り出した功績は大きい。   あと沢口靖子のタンスにゴン、好きだっただけに哀しい。

(9/15)野球の五輪予選の決勝リーグ台湾戦に松坂が登板し、完投勝利。プロの参加の是非はおいておいて今日感じたことがある。松坂は今季限りで引退してほしい。美しいまま終わってほしい。ホークスが優勝しても松坂MVPで異議なしだ。彼はこれ以上日本でやってても意味ある目標がないと思う。たとえばタイトルなんて新人王だけだったとしても十分だ。できすぎた野球マンガの主人公のような彼だが、野球マンガは終わりが難しい。高校野球ならば最後の夏があるが、プロには最後はない。サッカーのような世界最強決定戦もない。マンガとして考えればもう書くべきシーンは五輪本戦くらいではないか。引退して何をするのか、ってことまで考えてないが雑草魂上原とはスター性が違うと思った。

(9/14)先週は北海道に急遽思い立ったので旅行会社をまわってパンフを集めた。航空券とホテルのみの商品は普通に個人で申し込むよりかなり安いからだ。しかし解せないのは「個人旅行」を謳っていながら「2人以上でお申し込みください」の表記。ちょっと考えればこの場合「パックツアー」との対語として用いられているのは分かるけど、やっぱ変だよ。まあ、もうけにならない客であることは確かだけど。

(9/13)北海道を3泊4日で旅した。今年は暑いそうで、厚手の長袖シャツは失敗だった。またまたデジカメでいろいろ撮ってきたのでおいおい紹介したい。さて、昨夜札幌ではカラオケボックスで童謡『ふるさと』を腹式呼吸で歌い上げ、100点満点を出した。探偵ナイトスクープで高得点を出しやすい曲として挙げられていたので試しに歌ってみたのだがまさか満点が出るとは。みなさんもお試しあれ。

(9/7)「密着潜入24時・神奈川県警」なんて番組を提案する放送局がないものか。朝のラッシュから映像は始まる。私服刑事が満員電車で女性の尻を撫で回す男を取り押さえる。ところが男は警察手帳をちらっと見せると、ご苦労様ですと去っていく。次は新人研修のシーン。凶悪犯に立ち向かう勇気を養う訓練が日夜行われているとナレーションが流れるなか、こめかみに実弾入り拳銃をつきつけられた裸の新米警察官が写される。その後も県警の奮闘ぶりが活き活きと描かれて視聴者はわくわく。警官同士の会話に警察ならではのホシ、ガイシャ等専門用語が出てくるのもリアルだ。そういうときは「ヤク=麻薬」、「メモ類=フィルム」などと字幕で注釈が入るのも嬉しい。どうだろ、「踊る大捜査線」以上の視聴率が稼げること間違いないと思うのだが。

 

(9/5)昨年8月下旬から減量を意識している。名古屋に来た当初74キロ(自称175センチ)でビール腹が目立ち、階段を降りるとき乳が揺れるのが分かるくらいになっていた。このままではいかん、と思い減量を決意し、まずは毎晩飲んでいたアルコールを一人で食事するときは飲まないことを断行。部屋でビールを冷やさぬよう、先日当欄で書いたように冷蔵庫なし生活。食事内容も気を配り、栄養のバランスを少しは考え、野菜を摂り、牛乳を飲む。人と飲みに行ってもジョッキ1杯だけ、締めのお茶漬けもなし。カレーのココイチでも500グラムではなく400グラムにし、家では烏龍茶中心。金沢時代に乗っていた自転車は人に譲り、休日は極力歩く。70キロまでは2ヶ月で落ち、3月には66キロまで落とすことに成功した。穿けなくなっていたズボンが入ったときの喜び、いやあ、女性の気分がよくわかった。そして現在は68キロを保っている。風呂上がりに体重計に乗るわくわく、針が揺れるどきどき、自分にとってはゲーム感覚で減量しているので全く苦にならない。もてるためという真の動機はいつのまにかどこかにいってしまったのは減量が手段でなく目的になってしまったからだろう。

(9/4)石原都知事が東京都全職員の3年間給料4%カットを宣言、曰く「下界の現況をながめれば都庁だけが天国ではありえない」そうでマスコミも意外に支持してるみたい。でもなあ、世の中不景気で税収が激減したってのが最大の要因なんだし、都庁職員には同情するよ。公務員にいい仕事を求めるなら給料をよくしなきゃダメでしょ。「学級崩壊」なんて教師の給料をあげて、優秀な人材がつきたい職業にすれば案外簡単に解決する気がするんだけど。その時代の花形産業は常に給料もいいんだから。今の公務員は給料はそこそこだけどステイタスがあるから(特に地方では)まだ仕事をする気があるんだろうなあ。

(9/1)防災訓練で自衛隊のヘリコプターを間近で見た。グランドに砂塵を巻き上げて離着陸する様子はかっこよかった。なんだかんだ言っても男の子は戦争ごっこが好きなもんだと思った。