有森也実いまそかり

1999年10月

(10/31)昼から行きつけの床屋に行き、ご指名の自称カリスマ理容師emikoねえさん(今日は免状を確認させてもらった)に男前にしてもらった。ぺちゃくちゃと話しながらすすんでいくのだが、途中でいつもより丁寧だなあと感じると同時に、時間は大丈夫なのかなあ、予約制だから後がつかえると困るだろうと心配になる。ところが仕上げのハサミを入れながら彼女は、「たくさんおしゃべりできるように通常ひとり1時間のころを1時間半に最初からしておいたのよ」と言うではないか。うれしかったなあ。でも剃刀を当てているときに笑い話をするのはやめてね。盲腸の手術後に笑いをこらえるくらいたいへんだから。

(10/28)ホークスが日本一!この優勝は忘れられない。試合内容はともかく4勝1敗は素晴らしい。緒戦に工藤が野口に投げ勝ったことが最大の勝因だと思う。しかしこのシリーズのテレビ解説者はドラゴンズOBだらけ。ホークスファンは不公平だと文句を言っているけど、冷静に考えてこの10年間全国区の解説者になれるようなOBは輩出していないのだから仕方ないと思う。若いホークスがベテランに引っ張られて優勝旗をつかんだ。これを糧にさらに成長し、黄金時代を築いてほしい。

(10/25)昔長くつきあっていた女性の誕生日。くっそー、いまごろ「結婚して初めての誕生日だね」、とかなんとかいいながら旦那とよろしくやってんだろうな。ある年は日光東照宮(東武日光線・JR日光線)、ある年は野反湖(JR吾妻線)にふたりで行ったよなあ(かっこ内は利用路線)。1025日は絶対に忘れられないなあ。早く思い出の上書きをしなくちゃなあ。

(10/23)ホークスが野口をたたいて先勝し、ファンとしては大満足。しかし、試合終了後のドーム名物打ち上げ花火を見て日テレのアナウンサーが「おお、花火ですねえ」と驚いていた。解説の江川と山本浩二もしかり。私は落胆した。ホークスファンなら、あるいは熱心なパリーグファンなら福岡ドームでホークスが勝ったときは花火が上がることくらい先刻承知済みのこと(もちろんその後に天井が開くことも)、なんで知らないんだ?実況・解説者という肩書なんだからそのくらい調べておいて知らない視聴者に教えろよ。それを一緒になって驚いてどうするんだ。だいたい日テレではホークスが優勝目前のときにニュースのスポーツコーナーで福岡ドームの裏方さんということで花火師を取り上げている。パリーグの試合は滅多に中継しないとはいえ、あまりにひどいぞ。今日の花火やその後のスクリーンに応援歌が流れるまで映していたけど見ているかぎり特に変わったことはなかった。冬の中山競馬場で「おお、クリスマスツリーがあるんですねえ」なんて驚く解説者はいないだろ。ジャイアンツファンだが今日の日テレは情けない。

(10/22)西村防衛政務次官が辞任した。えらくなったなあ週刊プレイボ〜イ、文藝春秋と同格だ。。それにしても一生言われるわけだ、プレイボ〜イで辞めた人って。噂の真相の人もいたっけなあ。

(10/21)東京に出張だったので1年ぶりに渋谷センター街に行ってみた。トゥナイト2のインタビューに出てきそうな人種がうようよしていた。学生のころは闊歩していたもんだが今は居心地が悪い。おっさんになったのか。ゲロを吐いたあの居酒屋も、彼女を誘ったあの喫茶店も、朝まで歌ったあのカラオケボックスも看板を変えていた。次は久しぶりに円山町あたりでもぶらつこうかな。

(10/17)日曜夜の東京駅新幹線ホームは凄い。遠距離恋愛のカップルがドア越しに抱き合ったりキスをしたりしている。出発時刻になっても、駅員がマイクで叫んでも離れやしない。危ないですから下がってください、離れてください、という駅員もうんざりしていると思う。泣いている女もあちこちにいるし、くそ、羨ましいぞ。

(10/15)待ち遠しい日本シリーズ。福岡では予約の電話回線がパンクしたらしい。チケットほしいなあ。

(10/12)NHKの女性アナウンサーが離婚を隠していたとして番組を降板した。女性に対する差別だとかなんだとか騒いでいるが、私は降ろされて当然だと思う。離婚が原因ではなく、離婚を隠していたことが原因だからである。職場にも全く連絡していなかったということはその間手当などをもらっていたわけで、会社としてはお金(給与等)を騙しとられていたわけだ。そんな職員にはどこの職場でも戒告くらいあるんじゃないか。

(10/12)昨日の水戸も先月の札幌も夏の鹿児島も駅前や繁華街には「ゆず」がいっぱい。果たして彼らは来年の今ごろもギターを抱えて歌っているのだろうか。

(10/11)3連休で東京競馬場に行ってきた。GIでもないのに11万人がつめかけ、たいへんな混雑だったが楽しめた。帰りはちょっと寄り道して茨城県東海村へ。根っからの流行もの好き、野次馬根性丸出しだ。JR東海駅の暇そうなタクシー乗り場でおそるおそる、「JCOへは行ってもらえるんでしょうか」と尋ねた、地元感情を刺激してはいけない。「報道の方ですか」、運転手に逆にきかれておろおろ、「え、あ、プライベートなんですけど、、、近くまで来たものですから」。現場はパトカーが停まり、受付チェックが行われていた。検問風に「報道の方ですか」と尋ねられたので「いえ、プライベートです。写真を撮りたいんですが」「あっそう。門までならいいよ」。報道関係者が出入りし、予想以上にピリピリしていたのでそそくさと写真を撮って同じタクシーに乗り込んだ。村(といっても人口は4万人くらいいるらしい)の道路や公共施設は原発関係のおかげでかなり立派だった。あれでは文句も言えないのか。また、水戸では21回目の献血をした。名古屋に戻ったのは9時半、疲れたなあ。

(10/8)「おーい、生きてるか」10時過ぎ、上司からの電話で目覚めた。昨晩は上司と一緒に社外の方と仕事の打ち合せの後、飲んだ。前日の睡眠が2時間だったため、3軒めのスナックの終わりから記憶が断片的だ。「あ、申し訳ありません。ええっと午後から出勤します。」受話器を持ちながらお辞儀をしていたが気づくと全裸だった。こうして職場の信用を失っていく・・・・・。

(10/5)フジ系「ものまね王座決定戦」はもう10年くらい見続けているがここのところおもしろくない。まず、昔の歌手がほとんどで今流行っている歌手を真似しない。今流行っている場合はタレントなどのまねで歌とは全く関係ないことが多い(例えばダチョウ倶楽部、松村邦洋)。なんで10年前から同じような歌手ばかりなんだろう。(例えば奥村チヨ、和田アキコ、森進一、リンリンランランなど。)だいたい私でさえ生の時代を知らないのに観客のねえちゃんが分かるわけない。新しい人を練習しろ。次に、外国人歌手で逃げるな。特にビジーフォー。知らんよ、外国人歌手で似てるかどうかまで判断できるのはマドンナやMジャクソンくらいだ。審査員も知らないもんだからやけに点数が甘い。自分が知らない歌手のまねに9点はつけにくいのだろう。野口五郎だけだろ、喜んでるのは。つまんないよね。そして、審査基準が曖昧すぎること。まるでロス五輪の体操競技の如く満点続出はやめてほしい。新進気鋭のものまね芸人がやった最新作のほうが明らかに似ているのに、大御所風情の手抜き芸のほうが点数が高いことがある。外国人を歌っていれば1,2回戦は勝てる。今日優勝した城乃内早苗は長い間脇役として頑張っていたのでおめでたいのだが、金沢明子なんて歌われてもこっちはちっとも面白くなかった。個人的にはいつも新ネタにチャレンジするクリカンや布施辰徳、まねがおもしろいダチョウや松村、まじめに歌わないときの清水アキラが好きだなあ。女性ものまね専門タレントが新しい人のまねをしないかぎり展望は開けない。

(10/4)初めてこのHPを見た友人からの感想メール。「私の恥ずかしい写真を公開します、お金はいりません的なつくりだね」。なかなかうまいことを言う。

(10/1)東海村の放射能漏れ、一瞬東海地方かと思った。で、この手の問題が起きると思い出す言葉がある。私が予備校生のころ、米軍が沖縄沖に核爆弾を落とした事件があった。発覚と発表が遅れ、米軍との従属関係や事実確認の事務手続きの煩雑さ、政府の秘密主義や報道機関への対応のまずさなどが世間から糾弾されていた。しかし生物の授業中に講師は言うのだ、「なぜ文系の人間は公表までの時間の長さや日米の隷属問題などしか論じないのだろう。その核爆弾が爆発したら海洋にどんな影響が出るのか、防ぐすべはないのかといったことを真っ先に考えるべきだ。」と。そういう視点で今回の大事故を見ると、まず会社や行政の対応の遅さの指摘があって放射能を浴びたらどうなるのかが後回しになっている。多少の変化は見られるが、まだまだ文系の見方が強く反映されている。そして文系人間の私が思ったこと。「荒稼ぎできるとはいえ、さすがに昨日東海村に火事場泥棒はいなかっただろう。」

(10/1)先日ある女性アイドルタレントをとある場所で見かけた。なんかけだるそうでイスに座って脚を組み、タバコに火をつけた。ちょうどその時に廊下を偶然通りかかった私と目があい、にらまれた。マネージャーが慌ててドアを閉めた。バラエティ番組などで見せるのは全部営業スマイルかと思うとさほどファンでもな い私でも興ざめした。ちなみに銘柄はバージニアスリムワンで根元までしっかり吸っていた。