99天皇賞（秋）

内国産最後の聖戦、秋空を突き刺すのは

△�Mホッカイルソー

　＜わたしの見解＞ヤエノムテキが勝った90年から競馬をやっているので今年が10年目。なんと過去9年で馬券をとったのは96年◎バブルガムフェロー−△マヤノトップガンの1回のみ。よって今年も全然自信がない。

  今回は中距離ＧＩにしては珍しく逃げ馬が揃った。アンブラスモア、サクラナミキオー、サイレントハンター、クリスザブレイヴはさすがに苦しいだろう。また、外枠はこの頭数ではかなり不利となり、評価をさげたい。以上をふまえ、本命は鞍上が多少不安ではあるが◎セイウンスカイだ。札幌記念で鮮やかな脚質転換を見せ、どこからでもいけそうだ。馬券的に相性は悪いのだが、1番人気のジンクスをはね返してくれるだろう。

  対抗には本命も考えた○スティンガー。毎日王冠から据え置きの斤量を考えると４歳牝馬と侮れない。ハイペース必至なだけに折り合いがついていいだろう。オークスで見せた思い切った後方策もおもしろい。▲は世界のエビショーのエアジハード。後方からまとめて面倒を見るだけの実力はあるし、展開も嵌まりそう。休養明け、初距離と課題は多いが実力は備わっている。

  △メイショウオウドウは外枠と鞍上飯田を考慮して印を落とした。前走ハイペースでレコードを出した△ホッカイルソーはじっくりいけば棚ボタはないだろうか。印はここまででいい。

  京都大賞典組は本番と異質のレースだけにステップとして評価できない。スペウィは大好きだが今回はユタカが前走以上に弱気。調教VTRを見ても覇気が感じられないのでやむなく無印。ブライトはハイペースでなし崩しに脚を使ってしまう気がする。ツルマルツヨシは大外だし、鞍上藤田を考えるとちょっと人気になりすぎか。

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世紀末レコード決着！２０００m問題は対応済みだった

  ◎セイウンスカイ5着、○スティンガー4着、▲エアジハード3着、そして連に絡んだ2頭は無印。あーあ、スペウィ（こう略しているのは私だけ）かあ。大幅マイナスの馬体重を知ったときにもしかするとと思ったけどパドックを見るかぎり闘志が感じられなかった。ユタカ自身今週のコメントは煙幕ということはなかったはず。脱帽です、残り２戦、印はともかく馬券は絶対に買うぞ。今回はステイゴールドが相手だったからどちらにしても取れなかったけど。直線、スティンガーとエアジハードでいけるかと一瞬思ったけどだめだったなあ。だいたいスタート前の時点でセイウンスカイは終了の感があったし、こんなことなら心情馬券にしとけばよかった。

  スペウィはこれでダービー、天皇賞春秋連覇と内国産の栄誉を手にした。この馬がダービー馬の復権を果たしていると思う。どうか無事に残り２戦を負けずに走り終えてほしい。ラジオたんぱの実況は「なんとスペシャルウィーク、ほんとは強かった！」。このフレーズは私の記憶に残るだろう。弱みを見せた週に特別な勝ち方、名馬の域にあと少し、日本代表だスペシャルウィーク！