有森也実いまそかり

　2001年8月

（8/31）太った春一番という風貌の管理職はダジャレ好き。私がある案件について「検討してください」とお願いしたところ、いきなりブルースリーのような構えで動き出した。泡食った私は「え、それは・・・拳闘、、、見当違いです！」。

（8/30）31回目の誕生日。職場がすぐ近くになった高校時代の彼女（既婚）と8〜9年ぶりに会ってランチ。見るなり「髪、茶色い」という彼女に「そっちだって」と私。もっかい好きになろうかと思うくらいかわいくなってた。パスタ屋で現況を互いに話し、楽しく1時間が過ぎた。「あ、今日は誕生日だったね」、と席を立つ前に彼女は思い出し、ご馳走すると言ってくれた。よく覚えてたよなあ。誕生日をいっしょに過ごすのは高2以来。島根県の同級生が東京ですぐ近くにいる不思議。今度は飲もうね、と約束し別れた。夜は前の会社の同期が私の誕生日をダシに飲み会を開いてくれた。5/30のこのコーナーで取り上げた男もいたのだが、彼いわく「僕は肝臓は悪くない」。例えそうであっても絶対に酒癖は悪いんだろうと思う。

(8/29)人様に迷惑をかけないように生きてきたつもりだったが本日アパートの管理会社から連絡があった。朝っぱらからステレオの音がうるさい、と他の部屋から苦情がきているという。たしかに大音量で8時にタイマーをセットしているのだが名古屋時代もそうだったので気にしていなかった。階下の部屋からの苦情だとういうのでよほど頭に来たのだろう。反省して音量設定を変えたのだが、もしかしたら音の大きさよりもモー娘のCDがかかることが許せなかったのかもしれない。そんなかんじで30歳最後の日は終わった。

（8/28）職場の馬券命氏は毎晩シャワーでこの7年間湯船につかったことがないそうだ。ご家族は普通にお湯をためて入るのに彼だけは、である。冷蔵庫・レンジなし生活を名古屋で3年間送った私だがまだまだ甘いなあ、と変に悔しかった。

(8/23)この3週間、仕事でやりとりしていた20代女性と初めて雑談。昼間の暑さで頭がいかれていたせいか、だらーっとしていた夜に訪ねてきた。他の人を訪ねて来たので、「今日はもう帰りましたよ、すんまそーん」と答えると、「え、今すんまそんって言われました？」と驚きの表情。名刺交換以来ずっと真面目にやりとりしてたからかなり焦っていた。「え、俺そういうこと言っちゃダメ？ひかないでついてきてよ」「は、はあ、まだどう対応していいかつかめなくて」。そんなに戸惑わなくても。

（8/23）早朝から茨城県の取手駅からバスで1時間ほどいった田園地帯（ＰＨＳが圏外）に日帰り出張。バスに揺られている間に便意を催し、脂汗をかきながら目的地到着。しかしそこは草むらがあるのみ。非常事態宣言発令中の私は近くの小さな商店まで唸りながら小走りし、店番の老婦にお手洗いを拝借した。当然汚い非水洗、手を洗うこともできなかったがあんなにほっとした瞬間はなかった。あそこで断られていたら店先で排便していたところだったよ、背広着たまま。

(8/23)東京に越してきて1か月ほど。先週出した転居通知の返事が届きだした。今東京にいる高校時代の彼女とはメールでやりとりして来週あたりランチでもということになった。大学時代の彼女からは今日ハガキが。「（馬券がすぐ近くで買える私の）住所を見て・・・それしか考えてなかったのではないかと思いました（笑）」だってさ。いまだに「私と競馬とどっちが大事なの！」と私に尋ねたあの晩のまま記憶が止まっているんだろうなあ。アパートは会社が勝手に決めたんだって。っていまさら弁明する必要もないわけだが。

（8/20）今朝のスポニチによると日南学園の豪速球投手寺原君は「宮城県宮崎市出身」、好きな球団は「昔は巨人で今はダイエー」、好きな食べ物は「母の作るチキン南蛮」。ツッコミどころがありすぎのプロフィールだった。

(8/19)昨日買い置きのつもりでビールを12本買ってきた。24時間テレビを見ながら飲みだしたら止まらなくなって記憶がとんでいる。目覚めるとテーブルには空き缶が8本並んでいた、4リットルかあ。全然買い置きになってないよ。

(8/17)お、あっちの車両が空いてる、と電車に駆け込んだが空いているには訳がある。駅のゴミ箱で新聞をあさるようなおっさんがふたりも紙袋を手に座っていたのだ。気にせず不自然に空いたシートにゆったり座ったもののスメルに耐えきれず2駅過ぎたところで車両を移らざるを得なかった。それから10分ほどして私は電車を降りたのだが、その車両は他が混み合っているのに10人ほど。おっさんに通勤地獄という言葉は無縁なんだろう。

(8/15)休みをとって部屋の整理などしていたのだが、5年ぶりの運転免許証更新が迫っていることに気づいた。自転車に乗ってぷらっと行き、いろんな窓口を順番にまわって手続きを進めていった。さて次はと見ると写真撮影！あ、忘れてた。髪はぼさぼさ、ひげは剃ってない、シャツも部屋着、と全然いけてない恰好。うーん、これが5年間使う身分証明証かあ。

(8/15)スーパーで調味料と材料を買ってきて3年ぶりに部屋で料理をした。豚肉と野菜の炒め物とヤキソバだ。久々なので味付けがうまくいかなかったが自分で作った料理でビールを飲むのは気分がよかった。もともと料理は好きで学生のころや金沢時代は外食や弁当より自分で作ることのほうが多かったくらい。そのころの食器やフライパンを使って、ちょっと昔を懐かしんだりした。果たして女性に食べてもらう日はいつになるやら。

(8/14)毎日暑い日が続く。朝の出勤時、短い塀の陰に沿ってサラリーマンが1列になって歩く姿はアリの行列のようだ。

(8/13)職場で視聴率の話題になり、自分の家のテレビが調査対象だという人を聞いたことがないという話になった。どなたか体験談を聞かせてほしい。選挙の投票所で出口調査をされたという方もついでにどうぞ。学生時代にしょっちゅう、あなたはプレゼントに当選されました！などという怪しい電話はかかってきたものだが。

（8/12）先週初めての店で「1050円」の表示のランチを食べる。レジでお金を払おうとしたら、「1102円です」、税抜きかよ！

（8/10）北海道広尾の殺人事件の犯人は20代半ば。近所の評判は、「酒もたばこもやらないまじめな青年」だったとテレビは伝えている。未成年じゃないんだからそのコメントはないだろ。明石の花火将棋倒し事故の「現場で茶髪の若者が暴れていた」というでっちあげ証言と同じくらい偏見に満ちたコメントだと思う。茶髪で酒もギャンブルも好きだがまっとうに生きている青年もここにいるぞ！

(8/9)昨夜は職場の女性ふたりと３人で初めて飲んだ。かなり楽しかった。4時間ちかく日本酒を断続的に飲んだら案の定・・・。乗り換え１回、最寄駅から徒歩13分をどうやって帰ったのだろう。東京に来て初めてやってしまった。しかし、私がショックだったのは渋谷のセンター街を大声で歌いながら歩いて注目を浴びたことなんかより、渋谷駅から記憶が断片的になるほど飲んでも自宅に辿り着けたという事実だ。酔っ払ったら帰れなくなるだろうと自制してきたのに。

（8/6）通勤時間が長くなったので先週ポータブルＭＤプレイヤーを買った。生まれて初めてウォークマンタイプの再生機を買ったので嬉しい。今朝初めて使用してみたが自分の世界に入れていい感じ。乗換駅のホームでぎこちなく操作していたら後輩が肩をたたいて挨拶してきた。「おう、おはよう。初めてだから使い方がよく分かんなくてさ」と、再生しながら応対。シャカシャカ音が漏れていないか不安だったので音量を大きくして、「どう、聞こえる？」と尋ねると「いいえ、全然聞えませんよ」というかんじで首を振る。「え、そうなの、じゃあもっと上げてみる」と、自分の頭がガンガンするくらいの大きさにして、「これでどう？大きいから聞こえるだろ」と尋ねると何か言っているのだが聞こえない。「え、なに？音量かなり大きくしたんだけど聞こえる？」とまた言うとイヤホンを外せというゼスチャー。そして彼が恥ずかしそうに一言、「いたさん、あんたの声が大きい」。

（8/5）ユニクロのモデルになっているような人たちとは仲良くなれない気がする。

(8/3)いやあ、ようやく電話回戦がつながりHPも再開。更新しなかった15日間でも1200ヒットを記録していたことに驚き、StarHillsファン（と呼ばせてもらいたい）として楽しみにしてくださっているみなさんの厚いご支持に感激している。住む場所、働く環境は変われども当面はみなさんが期待？している三十路独身彼女なしサラリーマンの日常が綴られていくことだろう、とほほ。ただ今週も来週も休日出勤があるように、以前よりも忙しい職場なことは確かなので更新ペースは落ちることも確か、そのへんはご容赦を。

（8/3）前の職場では金曜夕方に中京スポーツが届くのを待ち構えて青い競馬ページを抜き取るのが常だった。しかし、今回の職場には馬券命のベテランがいて、東京スポーツ（東スポ）の青いページは彼のものだと言われてしまった。競馬休養中とはいえ、なんか悔しい。

(8/1)本日午前10時から関東地区でも吉野家が牛丼並盛280円に値下げ。根っからのミーハーの私は会社帰りにちゃんと食べて帰った。玉子もみそ汁もつけず、並盛のみ。ニュースな初日に食べたことに満足しながらも、30歳サラリーマンとしてはちょっと侘しさも覚えた。