有森也実いまそかり

　2002年9月

(9/30)誤変換や私がしゃべったことの意味の取り違えなど初歩的ミスが多すぎる報告文書を取引先の女がＦＡＸで提出してきた。頭に来て、嫌味たっぷりに「ケアレスミスを手直ししたものをＦＡＸでお送りしましたが届いてますか」と電話すると、「はい、大丈夫でーす」とさらっと答える。「あのですね、報告日が2000年の日付になってますけど」「はい、大丈夫でーす」。大丈夫っていう単語の遣い方が大丈夫じゃねえよ。

(9/28)「北の国から　2002遺言」ってタイトルは小泉首相が北朝鮮に訪問した後では絶対許されなかっただろうな。

(9/24)後藤真希モー娘卒業コンサートの翌日、風邪をひいて出勤。そうです、皆さんのお察しどおりです、はい、反省してます、という表情で黙々と仕事、そして、早退・・・。何も言わなくても私の行動を理解してくれる温かい職場と取引先に感謝、いや、陳謝。

(9/22)先日、仕事で知り合った女性（9/17の子とは別人）をダメモトで競馬に誘ってみた。馬を持っていて、その愛馬が来週出走するから応援に行くんだけど一緒にどう、てなかんじで電話したらあっさりＯＫ。競馬やったことないんですけど、と言うのでますますいい感じ。昨年の3/25以来の競馬場デートの二の舞は御免だ。さあ、来週いざ新潟。

(9/18)大阪に出張。エキスポランド前を通る。中２の修学旅行以来18年ぶりだ。あのとき、いつもケンカばかりしていたけどすごく意識していた女の子と観覧車に乗ったなあ。私のことを好いてくれてた女の子とそんなことを全く知らない男子もいっしょだったような。エキスポランドでの記憶はそれだけしかない。ああ、万博の年生まれの我々のメロウなシーズンだった。

(9/17)職場の人から夜中０時過ぎに電話。「あのさあ、今まだ会社？」「いえ、家です」「あっそ」。まあ、確かにその時間にいることもよくあるけど、深夜に、普通に、会社？って言われるとちょっとなあ。そんなこと言ってる私だが、残業してる時だと「お、まだいたの？頑張ってるねえ」「当然ですよ。仕事に生きてますからね、はっはっは」なんてハイテンションで答えてしまうから弱い。

(9/17)取引先の女性と電話。「ねえねえ、今度飲みに行こうよ」「行きましょう！あ、でも社長にばれたら殺されるかも」「こ、殺されるって、そんな」「怒ると本当にすごいんです。殺されます」「北朝鮮に拉致されるより怖いかもね」「はい」。

(9/16)平成6年の帝王賞以来、久々に大井競馬場に出かけた。焼酎お湯割りを飲みながら、当たったりはずれたりで楽しんでいた。迎えた第9レース、大本命をぶった切って4頭の三連単ボックスで勝負し、見事に１４万馬券が的中！！私の12年余りの競馬歴でも最高の配当。昔から競馬場で大儲けしたら、帰りに豪勢なメシ食って、あんなことしてこんなことして、と夢見ていたのだが、結局、無料バスで戻って、いつもの居酒屋で焼酎を飲んだだけでおとなしく帰ってきた。まあ、そんなもんだ。

(9/14)織田無道逮捕か。もう赤坂でマラソンすることもないんだろうな。

(9/14)タマちゃんが多摩川から鶴見川、そして横浜西口と移動している。このまま行くと横須賀あたりへ。実はぬいぐるみ型の北朝鮮の工作船だったりして。

(9/13)昨年2月にヤフーオークションを始め、モー娘のコンサートチケットやグッズなどを中心に取引してきた。取引終了後に相手からつけてもらう“評価”が昨夜200に達した。すなわち、200人の人と取引をして、すべて「非常に良い」と評価してもらったのだ。（なかには無事に完了しても評価をつけない人がいるので実際にはもっとたくさん取引している）。取引額も1円のポッキーのおまけシールから10万円のミュージカル最前列まで幅広い。得たものはかけひきの体験、失ったものは多くの睡眠時間である。

(9/10)深夜スタートの飲み会での話。タバコありますか、と女性が店の人に言う。「銘柄はなんですか」「バージニアスリムのワンのほう、なかったら３のほうでも」。いかにも、店に置いてなさそう、と思ったら案の定で、店員は外に買いに行った。

(9/8)「北の国から」を一度も見たことがない私が言うのもなんだが、どういうタイトルで復活するのかが楽しみだ。“テレビ放送最後”、と強調していたから映画にはなるんだろうが、絶対テレビでも復活すると思う。ホントに田中邦衛が死んだときとか・・・。

(9/6)私(32)と職場の女の子(23)との会話。「いたさん、ウタダが電撃入籍だって！」「え？ホント！まだ１９だろ、トラベリングだねえ」「相手は３４歳だって」「え、そうなの？！やった、いいねえ！」「・・・なんでいたさんが喜ぶの」「どう、電撃入籍」「はぁ？誰と誰がぁ？」

(9/5)大阪へ日帰り出張。夕方、仕事が早く終わり、指定をとっている新幹線の時間まで２時間ほどある。うーん、何をしよう。考えた末、梅田のマンガ喫茶でゴルゴを読むことにする。店内は何をやってんだか分からないような若者ばかり。お前ら働けよ、と思いながらネクタイを外してゆったりとイスに身体を埋めるのだった。ほんと、おっさんやね。