先週のカイザー分析【諜文】

【パドック】

明人さん、いたさん、吾輩の東海カイザートリオで、Ｔ-BLOOD幕あたりに陣取って、本物の登場を待った。

１枠１番なのに何故か６番の馬に次いで２番目に登場する。頭を高く上げ、前後左右に大きく振り、如何に

も入れ込んでる様子。−８キロの前走より＋２キロの１８キロ。時折、チャカついて見せ、全く落ち着き

が無い。「止まぁれーっ！」の合図も、鞍上は無人の儘、地下馬道へ。

【返し馬】

かつて菊花賞の入場行進曲だったサラブレッドマーチが鳴り響く中を、「我らが皇帝、堂々の進軍」を待つ

が、ウイナーズサークルから本馬場に入場すると疾風の如くスタート地点へ。カイザートリオは、誰ひとり

シャッターを押す余裕がありませんでした。

【レース】

ゲートの出は、まずまず。明人さんの「行けぇーっ！抑えるなぁーっ！」の声が聞こえたのか？一周目四角

で先頭に立つ勢い。しかし、外から７番が、じわりと寄って来ると、その内の４番が斜行気味にカイザーの

ハナを叩いて、内埒へ潜り込み、ペースを落とした。

前を行く７番を追って、８番と５番がまるで蓋をする様にカイザーを囲んで、４８５の包囲網が完成した。

鞍上は、やや立ち気味に困り果てた様子で、中団へ下がって一角へ。二角を過ぎ、Ｓペースの儘、向正面へ

入ると、４番と５番の間を割って、先頭集団へ進出。

これでは馬場が荒れてた小倉の１８００Ｍと同じ結果に為って仕舞う。吾輩は「動くなぁーっ！じっと我慢

しとれーっ！」と思わず叫ぶと、聞こえるわけ無いのに、３番手８番の内へ潜り込んで、三角へ。ペースが

上がって、８番が前を行く７番と９番に襲い掛かって後続も差を詰めて来て、四角へ。直線に向くとお約束

通りに「カイザぁーっ！」という明人さんの雄叫びを合図にカイザー軍団が「来いっ！カイザぁーっ！」＆

「カイザぁーっ！行けぇーっ！」と連呼して、援軍を出すが、失速して下がって来る７番と９番に前と横を

塞がれて、鞍上は、再び困り果てた様子。９番が下がって、後ろを確認して外に出した時には、既に８番と

３番は抜け出して、５番と２番が追う。外から６番も飛んで来る。７番を交わして、６番に迫ったところで

ゴール板でした。

【感想】

通常、評論家ならば、勝ち時計＆勝ち馬からの着差＆馬場状態＆展開等々からタラレバを云々して、次走の

カイザーが狙い目か？危険な馬か？を申し上げないといけませんが、吾輩のコメントは毎度毎度で恐縮です

が、「仁川のカイザーも、偽物で御座います。」やはりＢＩＮさんが、一緒に居ないと．．．。

【おまけ】

カイザーが７番を交わした時、いたさんと吾輩の二人が思わずガッツポーズをして、ふと振り返って見ると

明人さんは、(^^)でしたが、警部（はらさん）は、(ｰｰ)でした。

メインが終わって、１０Ｒ＆１１Ｒを連続６着で、（中山１２Ｒをすっかり忘れて）大満足のいたさんが、

「皆さん、一杯やりませんか？」と声を掛けましたが警部は虚ろな目をして「いや今日はちょっと．．．」

と絞り出すような声を出して、明人さんに支えられるように立ち去る姿に男の哀愁が立ち込めていました。

結局、既に心は報知杯弥生賞（ご愛馬ビンテージが出走）へ飛んでいるＨＹ２さんといたさんと吾輩の三人で梅田へ．．．。


　　　　　　　　　　　次走のカイザーは本物っす。^^

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＊ハギノトップボーイ ＊