有森也実いまそかり

 2002年4月

(4/30)ゴールデンウィーク、今日はせっかく休みをもらったのに熱っぽくて一日中横になっていた。そんな昼下がり、インターホンが鳴った。水道の定期点検でまわっているとかなんとか言うのでドアを開けると、女性が立っていて中に蛇口を見せてくれという。セールスではないのか、大家さんは知っているのか、と尋ねてもとりあえず部屋に入らせてくれと言うばかり。熱で朦朧としていたのでやりとりが面倒くさくなり、中に入れる。玄関に置いてある信楽焼きのタヌキを見て、なんでこんなものがあるんですかあ、などと他人の部屋をじろじろ見る。早くしてください、と促し流しへ。蛇口の先を取り外し、この装置をつけると美味しい水がとかなんとか言いはじめた。それはお金がかかるんですか、あなたはそんなこと言わなかったじゃないですか、大家さんから依頼されているのか、と言うと、それなら失礼しますと退散。去り際に名刺をくださいと言うと、胸の名札を見せて私は日本リビン●クリエイト銀座支店の鈴●孝子と申します、と繰り返す。最後は渋々出したが、あなたは他人の家に上がっておいて聞いたことない会社の名札だけでその人を信用するのか。最低限名刺くらい出してほしい。以上のやりとりは会社宛にメールしておいた。久々に訪問販売の相手をしたが時間の無駄であった。
※当初は伏字ではなかったのだが、こんなやりとりをしたあと怖くなって伏字にした次第。

(4/27)連合のメーデー参加者は主催者発表90万人、警察庁調べ8万6000人。10倍も水増しするいい加減な組織はベアゼロやむなし。来年は麻布大学野鳥研究部にカウントしてもらったらどうだろう。

(4/27)小泉政権1年。政治家に愛人がいようが、性癖に問題があろうが私はさして気にしない。あるいは賄賂をもらおうがかまわない。国益を守ってくれればそれでいい。例えば1億の賄賂をもらって10億のいい仕事をしてくれる人と、清廉潔白だが何もしない人とでは私は前者を支持する。それはそれとして、ヤマタクの寝ている写真は間抜けだな。

(4/24)職場で雑誌を広げ、「白石美帆ってかわいいよね。こういうコ好きだなあ」、という私に対し、若いコが言った。「いたさんってロリコンかと思ってたけどこういう人もいいんですね」。うう、絶対何か誤解されている。

(4/22)4/20-22までモー娘コンサートのため札幌に遠征。出発前夜は後輩A君が焼き鳥屋でやけに焼酎をすすめるもので、遠征の準備もせず帰宅後いつのまにか寝てしまったらしい。朝8時に目が覚めるとYシャツのまま寝ていた。テレビをつけるといつもと違う番組がやっている。ん?今日は土曜?えーと、なんだっけ休みか、いや、札幌に行くんじゃなかったかな、と頭が混乱しながら航空券を見ると8時50分のフライト。便の変更は不可と書いてあるし、なんとか行くしかない。最低限航空券とコンサートのチケットと携帯があればいいだろうと、その他は適当にカバンに詰め込んで10分で用意し、大通りまでダッシュ。昨夜の酒でぐるぐる回っているがすぐにタクシーを呼びとめることができ、搭乗手続きにギリギリ間に合った。息を切らして飛行機に乗りこみ、スチュワーデスに胃腸薬をもらった。後から気づいたのは、パンツがない、コンサートのときに汗をふくスポーツタオルがない、洗濯物を取り込んでない(これはA君に頼んだ)、といろいろ。そしてまだ朝夕は寒い札幌に薄着で行ってしまったことに気づいたときは辛かった。8時に目覚めて10時半に北海道にいた、そんなばたばたで遠征は始まったのだった。

(4/17)プロ野球順位予想。ようやく理由を書くことができた。当たるぞ。

(4/16)「俺が今うちの会社受けたら絶対通らないだろうなあ」という人は多いが、「今受けたらあの会社受かるのになあ」というのを聞いたことがないのはなぜだろう。そういえば私が初めてOB訪問とやらをしたのは、9年前の今頃だった。今はその名がない特殊法人だった。

(4/15)就職活動中の男性ふたりが話している。「志望動機とか聞かれちゃったよ」って、他に聞くことないだろ。君に内定は出ないだろうなあ。

(4/15)先週「てもみん」で40分コースを選択してマッサージしてもらった。そのとき受付女性が「ごゆっくりどうぞ」って言ったんだが、時間は決まってるだろ。

(4/14)ここのところ体重が74kgになり、3年前もっともデブだったころと同じになった。しかも今回は完全なビール腹で、ズボンがはいらない。立ったときと座ったときでベルトの位置を変えなければならない。これではいかん、と思い、多少減量を意識し始めた。2杯目からはビールより焼酎にしてみる。ちなみに名古屋時代に徹底した減量で66kgまで落としたのだが今回の結果はいかに。

(4/13)ホークス寺原、あと1年ちょっとの間は部屋で飲め。ちなみに私が初めて酒を飲んだのは大学に合格してからの19歳7か月のとき。ビール2本飲んで今までこんなに気持ちいいものを知らなかったのかと思ったものだ。

(4/9)打ち合わせの最中、ケータイがかかってきた相手が、「あ、ええ、今大丈夫ですよ」と話し始めたときっていい気がしない。

(4/4)テレビの話をしていた、一つ下の女性に「あのドラマは昔の大映ドラマみたいに面白いんだよ」と言うと「大映ドラマって何?」と尋ねられてしまった。あ、彼女は海外生活が長かったんだ。説明のしようがなかった。

(4/4)「私の友達と飲み会しますかあ」「いいねえ、やろうよ」「でも、いたさんには合わないかも」「なんでなんで」「だって20代ですよお」「ん?若くていいじゃん」「だって、よっすぃ〜やあややみたいに10代じゃないですよ」「おいおい!」