有森也実いまそかり

　2004年9月

(9/28)長男誕生、愛馬優勝といいことが続いていたが昨夜母方の祖父が急逝したとの知らせが入った。正月に会った時も元気だったし、当日も普段通りだったというのに床に就いたまま起きてこなかったという。孫としてかわいがってもらったので悲しいのは悲しいのだが、あまりに突然の訃報で声も出なかった。生まれる者あれば逝く者あり。今夜、出雲へ発ち、最後の顔を拝んでくる。

(9/26)プロ野球問題でにわかに顔を見るようになったのが東大出の元ロッテ投手小林至。トレーニングの体系化がなってないと文句を言いながら退団してアメリカに留学して帰国後に参院選に出馬したまでは知っていたがいつのまにか大学助教授になっていたとは。「アメリカでは」という視点で自分の主張はできるのだが、他のパネリストへの遠慮が感じられ腰が低い。また、身体全体の動きが多くて（大きくて、ではない）画面の中であたかも手ぶれの状態になってしまい、カメラも苦労しているし視聴者も酔ってしまうほどだ。動きをつけるにせよ腕だけにしておかないと頭と上体が突っ込んだ感じでは困るのである。そして何より、喋りが下手。選挙に出て、大学で教えているのならもう少しなんとかならないか。このままではプロ野球選手と同じくマスコミでも2年ほどで戦力外通告を受けてしまうぞ。

(9/25)予定日に遅れること4日めの早朝、ついに初めての子供が誕生！この頃にしては大きめの3800gの男児。母子ともに健康。息む直前まで分娩台の脇で2時間ほど腰をさすっていた。午前2時に病院に行ってから3時間半、息み始めてわずか15分で産声を聞く。病院の人から実家の両親から、そして私から「安産でよかったね」と繰り返されるも嫁さんは「そう言うけどこっちは本当に大変だったんだから」とお疲れの様子。どのくらい痛かったか尋ねると、「beyond description」と一言。私はいったん帰宅して予約していた歯医者に行った後思いきり眠り、夕方にもう一度病院へ。新生児室前で6人の赤ん坊を眺めていた60歳前後の女性2人がわが息子を指差し、「あの子は大きいわね、立派だわあ」「周りの子と全然違うわね」と言い合っている。照れながら「それ、うちの子なんです」と体重を告げると、「3日目くらいかしらね」と言うので「今朝生まれたばかりです」と答えると驚かれた。「明日はいつ面会に来てくれるの」「うーん、競馬が終わって、4時過ぎかなあ」「何よそれ」。長い一日が終わった。今日のこの喜びは一生忘れないし、子供が大きくなったら晩酌でもしながら話してやろうと思う。「お父さんはな、親になった日に親知らずを抜いたんだぞ」とワケワカなことを言いながら。

(9/24)巨人ファンということもあり読売新聞を3年前から取っているが、今年のプロ野球騒動の記事や社説を読むといくら親会社とはいえいどいんじゃないかと思うことが多々あった。そんなに文句ばっかり言うんだったら他の新聞にしたら？とアンチ巨人の嫁さんに言われるたびに、1リーグになったらすぐに止めると宣言していた。果たして今週半ば、販売店から半年の継続をお願いされて私はあっさり更新のサイン。嫁さんも洗剤をたくさんもらって笑顔。やはり日本人は主義主張より、何をくれるかで新聞を決めてしまう人も大勢いるんだと納得。そういえば、3年前の取り始めもモー娘のクオカードがきっかけだったなあ。

(9/23)今週のストは回避。今後はプロ野球選手労組も本格的に活動しなくてはならないだろうし、専従を置いたらどうか。

(9/23)♪あれから10年も〜この先10年も〜、と渡辺美里が歌っていた頃、10年なんて時間の単位は私の体内になかった。34にもなるとその単位で物事を捉えることも増えてきた。今日の昼下がり、大学3、4年時に住んでいた街まで嫁さんの見てみたいというリクエストもあって散歩がてら行ってみた。10年半も訪れたことがないところだったが2時間近く歩いてようやくたどり着いた。私と同い年のボロアパートは果たしてそこにあった。外壁が塗りなおされたりドアや窓が変わったりしていたが確かに青春時代を過ごした懐かしのアパートだった。6畳1間和式便所に風呂付きで当時家賃59000円。坂の途中なので部屋も傾いていたのだが現在も住人がいるらしくカーテンが閉まっていた。最寄駅からアパート近くまで続く商店街も健在で、ステーキ屋がサイゼリヤに、ジョナサンが天狗になっていたりと変化はもちろんあったがよく食べた立ち食いうどんの親父さんも見ることがきた。私は当時の彼女とのことを思い出してしばし感慨に耽って歩いていた。♪あれから10年も〜、時は流れこの先10年どころではない長い年月を、今並んで歩く嫁さんと予定日を2日過ぎても出てこない子供とともに生きていく。

(9/22)21日が予定日だというのに今日も生まれない。よく初産は予定日よりも遅れることが多い、と言われるが現実にそうなっている最中に思うこと。最初から遅れる傾向があるのなら、それを加味した予想をしてほしい。初産なら2、3日プラスして発表するとか的中率を上げてもらわないと当事者は落ち着かない。満月や潮の干満、年齢、体型など様々な要素を加味してきちんと予想してほしい。

(9/21)予定日でそわそわしながら仕事中、7、8年前のことで当時働いていた金沢から内線電話。当時玄関にあった大きな置物がどこにあるかを調べているという。どこかにしまったり外に持ち出したことはないか、と尋ねられたのだが、運んだ記憶はあるがどこにやったのかを覚えていない。あそこの倉庫にやったのか、と言われるとそんなような気もするし、外部に貸し出したかと言われるとそんなこともあったような気もするしで結局明確な返答ができなかった。あれだけ大きな物を持ち上げた記憶はあるのにいったいどこにやったのかが分からなくなるなんて。案外、橋本龍太郎元首相の記憶がないというのは本当かも。

(9/20)3連休はプロ野球のことをずっと考えていた。ストの前、古田が巨人戦でホームランを打ったときに球場全体に沸き起こった拍手にじーんと目頭を熱くした私。17日夜のプロ野球ニュース、じゃない「すぽると」で視聴者からの応援ファックスに涙した古田を見てぐっときた私。スト明けの今日、「古田支持」と書いた阪神ファンのスタンドを見てこみあげるものがあった私。最近やけに坂井保之や二宮清純の話を聞いているので主張を覚えてしまった私。「オリックスと近鉄はやる気がないんだからライブドアと楽天に売ればいいんだよ！」と野球オンチの嫁さんに毎日叫ぶ私。そして、やっぱりプロ野球が好きなんだよなあ、って最認識している私。

(9/19)予定日まであと2日となった。もすうぐ父親となる私が毎日楽しく読んでいるのが、だれパンダの夫さんの日記。ほんとに毎日きっちりと落としてくれるのが気持ちいい。お子さんのことも書いてあるので微笑ましい。私の日記も子供のことでいっぱいになるんだろうか。数年前、自分の母子手帳を母親から見せてもらったとき、最初は泣いただの笑っただの書いてあったが、そのうちうんちが出た、うんちの色、うんちの硬さばかりになっていった。母曰く、「赤ちゃんはうんちで体調が全部分かるのよ」。しかしなあ、赤ん坊の時の思い出がうんちまみれみたいでちょっとなあ。

(9/18)プロ野球が遂に初のストライキ突入。テレビでストの影響についてのニュースを見ながら関連記事ばかりの読売新聞を読み、私の見解をああだこうだとさほど興味のない嫁さんに熱く説く。「野球のことばっかりってことは昨日はよっぽどニュースがなかったんだね」「それが一番のニュースなんだよ！」

(9/15)チェッカーズの元メンバー達の確執にはうんざり。私が自分の金で初めて買ったシングルレコードはチェッカーズの『ギザギザハートの子守唄』だったくらいで、そりゃあもうどの曲もフルコーラスで振りつきで歌っていたものだ。その思い出のメンバー達が仲違いするのは見たくない。チェッカーズ解散への賛否が原因の一つとされていて、解散に反対したのが高杢と鶴久だそうだが、それはただ曲が作れるか作れないかだけで別れたようなものでしょうがないよなあ。この先やっていきたい音楽の方向性の違い、なんてなさそう。葬式の時まで無視するくらいだから修復は不可能だろうなあ。

(9/14)トップからも直リンクしている91E。さんの日記によると、タイトル：「久しぶり♪」や「最近何してるの？」で始まる迷惑メールがあるそうだ。その本文はこうだ。「もうすぐ秋だよねぇ　秋になると美味しいものいっぱい♪　でも食べ過ぎて太らないようにしなとね　食べても食べても太らないものって・・・　やっぱり○○○かな？(>_<")　ここのところご無沙汰だから妄想が暴走しちゃってσ(^_^;)アセアセ．．．　たまには連絡くださいね　○○美」。91E。さんは「残念ながらリアルな知り合いに「○○美」という名前の人はいないので「久しぶり」といわれても「あんた誰？」って面白くもないリアクションをするより他ないです。」と感想を述べているが、その○○美という名前は私の嫁さんと同じ名前。前半の言葉はその季節でもよく言ってるような気がするし、後半はお腹が大きいからそりゃまあご無沙汰だろうし･･･。。

(9/14)オリンピックで活躍した日本選手がよく口にしていた「最後まで自分を信じて」という言葉には共感できなかった。そんな私は、2年近くやって一度も当たらなかったが、最後まで数学的な確率を信じて買い続け、遂にナンバーズで的中した。（ナンバーズ３、セットストレート）的中数字は９２１、子供の予定日の3桁である。次はこちらも2年間当たったことのないサッカーのトトの番か。

(9/13)嫁さんが友人と病院の新生児室を覗いていたときのこと。ガラス越しの赤ちゃんたちを、男の子かな女の子かなと眺めていたら枕元に名前が書いてあるのに気付いた。あら、この子は女の子ね、あっちの子も、と指していたら部屋の子が全員女の子になってしまった。その話を聞いて、「男女で部屋を分けるものなの？」と言うと、嫁さんは続けた。「それがね、お母さんの名前だったのよ」。

(9/12)先月、牛丼チェーンで不愉快な出来事があったので店内にあったアンケートはがきに書いて出したところ、店長の直筆お詫びとお食事サービス券が送られてきた。別にそういうつもりではなかったのだが、また寄ってみなくてはならなくなったな。「もう食べません」って書いたけど。

(9/10)アンケートなどで年齢の選択肢が「30代」に○をつける。30歳になったときはまだ20代と変わらないつもりだったし、39歳の人と同じに括られたくないとかなり抵抗があった。しかし、先日34歳を迎え、なんだか堂々と○をつけているのに気付いた。「30代半ば」にも該当するようになったわけで、あたかも自分こそ30代の代表だとさえ感じてきた。34歳、そんな年頃だ。

(9/9)嫁さんと初めて会ったのがちょうど2年前のこと。出張先の新潟で名刺を交換し、たまたま流れでその夜は花火大会へ。今思うと会社に嵌められたなと・・・。

(9/6)先月、嫁さんをよく知る女性に話しかけられた。「お子さんもうすぐですね」「ええ」「男女どちらですか」「教えない病院なので分からないんですよ」「お嫁さんに似るといいですね」「・・・はあ」。私似ではいけないのか。

(9/5)高校の同級生じーこさんはあてずっぽう騎手ゲームに投票する際などにいろんな一言を添えてくれる。私一人だけで読むにはもったいないのでご本人の了解を得て紹介していくことにする。ロマンティックなプロレタリアートじーこさんが世界の中心で語ります。こちらをクリック！

(9/4)7月の終わりから嫁さんは産休に入り、赤ん坊のことを考えて家の中の配置をせっせと替えている。今夜は近況を友人にメールで伝えるとパソコンに向かっていた。「ねえねえ、部屋のリフォームって言うかなあ？部屋のイメチェン？」「は？」「うーん、衣替え？」「・・・模様替えだろ」。うちの嫁さんはたまに日本語が不自由になる。

(9/1)8月の検索上位を。ヌード102、いとうまい子48、松浦亜弥45、有森也実43、画像33、献血32、三浦理恵子23、列島縦断21、NHK20、芸能界19、瀬能あづさ・鉄道18。ついに日本リビングクリエイト16（2002年4月30日分を参照）がベストテン落ち。その他、アテネ五輪関連と思われるものに川上直子16、青森山田高校・女子サッカー・女子バレー・ギリシャの鉄道・田島寧子・高橋由伸・池谷幸雄などがあった。

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